知らないブログの7周年を祝う

どうもお久しぶりです。

ブログの管理者パスワードを忘れてしまうほどに久しぶりなひつじです。

みなさんこんばんは。


さて、かねてより行っていました引っ越しも無事終わり、ネットも開通することができました。

まだ部屋には段ボールが山と積み上げられていますが、まぁそれらはおいおいです笑゛




▲知らない映画のサントラを聴く/竹宮ゆゆこ(新潮文庫nex)

「新潮文庫nex」刊行開始ということで、早速1冊読んでみました。
ちょうど竹宮ゆゆこの作品もアニメでしか知らなかったので、活字で味わってみたかったとこですし。
なにより、イラストがふゆの春秋ですしおすし。

帯や公式HPでは、「圧倒的恋愛小説!!」と銘打っていますが、どちらかというと青春的な自己探索的な感じが強かったです。
後半のやや暗めの雰囲気も含めて『ゴールデンタイム』に似ていました。

「新潮文庫nex」の方向性として、「社会人になったラノベ世代」を狙っているということからもわかる様に、確かにいわゆる「ラノベ」ほど軽くは仕上がっていません。(そもそも、最近の小説自体そんな重厚なものって多くないように思うのですが、それでもあえて明言することでジャンルを作り出そう、市場を開拓しようとしている所には、ひたすら出版業界の氷河期を感じずにはいられません;

『知らない映画のサントラを聴く』というタイトル自体が、ひと昔前の大衆小説で受けそうなセンス。
かつてのラノベ世代が、学生ながらに「ラノベじゃない小説のタイトルだなぁ」としみじみ思ってしまうようなタイトルをしっかり組んできているあたりはとても上手いと思いました。

ですが、中を開けてみればラノベにも一般小説にもなりきれないなにか

大きなテーマのひとつに、何者になりきれない若者の倒錯、葛藤がこの作品では描かれています。
その題材として「23歳無職」の主人公というのは、ギリギリのラインだったのではないでしょうか。
中高生が主人公では若すぎる、23歳社会人では精神不安定すぎる・・・よし、これで行こう的な(笑゛

なんか釈然としないものがずっと残りました。テーマありきで主人公を設定したような。
それだったら、いっそ綿矢りさの『インストール』や『蹴りたい背中』を読んだ方が(まだ)マシか。
という気持ちになってしまう。

そういう意味では有川浩の『塩の街』や『空の中』というのは、ラノベという枠をほぼ逸脱しきっていた点で上手く吹っ切れていたように思えます。

話がそれましたが。
やはり、この人にはラノベが似合っているのじゃないかなーと思わずはいられない1冊となりました。

まぁ、新潮文庫nex自体が出来たばかりのレーベルなので、もう少し様子を見てもいいかもしれません。
いい方向に伸びていくことを期待しましょう。



ところで、新潮文庫なのにスピン(しおり紐)がついていないことに怒りを覚えたのは私だけでしょうか;






追伸 更新さぼっている間にブログ7周年でした。皆様ありがとうございます。

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