『end sleep』

 ブログの表示不具合と、それに次ぐ臨時工事でバタバタしてますが(七夕だけに。)
とりあえずは昨日書きかけてたレビューをあげます。


 『end sleep』
 製作は‘LilacSoft
 2013年5月発売。
 体験版プレイ時の感想はこちら



 あらすじ
住み込み食事付の高給アルバイト。
派遣会社から届いたメールに書かれた条件は破格のものだった。
現場は、山奥の大きな洋館。
成田一樹は最後の到着者であり、ほかの派遣アルバイトはすでに揃っていた。
業務は、「与えらえた役を演じる事」。
一樹は館の跡継ぎの役を与えられ、その他婚約者、妹、使用人と割り当てられた。
理解のできない仕事。
ただ、平穏に日々を「跡継ぎ」として送るだけで、なんら作業も労苦もなかった・・・
が、そうして数日が過ぎたある雨の夜。
唐突に訪れた、静かな時間の終わりは、あまりに凄惨な姿で、それを告げに来た。

 あなたを呼ぶ声が届かない ひとり金糸雀は唄う


先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○15点 意外とおもしろい
 イラスト(/25) ○16点 もう少し細部にこだわり欲しい
 システム(/15) ○11点 操作性に伸びしろあり
 その他(/各7) 長さ1 エロ3 燃え3 笑い4 音楽5

 総合 58点



ストーリー 

前々作『Re:seven』を担当した山鈴がシナリオ。
全登場人物7人のうち、1人がプロローグで殺されてしまうため、実質6人(主人公除けば5人)だけで話は進行されます。このため、日常のうっとうしいやり取りなんかは存在せず、物語は序盤から終盤へと1直線に運ばれていきます。(1直線といっても、選択肢誤るとちょこちょこ死にますが;)
ただ、事件の真相とゆーか裏側事情については、各ヒロイン攻略後のTrueEDルートと個別のAfter storyを見ないとわからなくなっています。

んで、このTrue EDシナリオが短かすぎたのが、最大の問題点。

てっきり、これまでの伏線をきれいにつなげてくれるのかと思いきや、結構ほったらかし;
おいおい・・・笑゛
いや、まぁ肝心なとこは押さえているので、話の大筋として破綻してはいないのですが、、、うーーんなんかもったいないなぁ。

(ネタバレ飯店)
具体的にいえば、せっかく見取り図まで用意したのに洋館のほとんどの部屋使わずに終わったし、中山から初めに受け取るアクセサリーも殆ど意味なしてなかったし、それに象られた馬の模様についても製作者が馬好きってだけの理由ではもったいないと思う。

ただ、こういう風に「もったいない」と思えるだけの魅力があったことは特筆。

ライター変わればなんとやらで、やっぱり『Re:seven』に似た、ちょっとビターなトークが散見されるのが良いですね。文章の書き方然り、言葉の選び方然り。
ひつじ的には、


▲とある質問に笑顔で答えた執事・中山。はたして、なにが「星の数ほど」なのか。

質問をふった一樹と、それに笑顔でこう返した中山にしびれました。

なので、ミステリー要素がおもしろかったというより、人物の描き方、物語の雰囲気に当てられた、という感じですね。
いや、その点はホントよかったですよ。



イラスト 

 イベントCGは差分なしで80枚弱。
やや少なめな気もしますが、ゲーム自体が短いので必要シーンにはちゃんとあります。

たまにバランスが狂ったような絵もあったり、髪形違うだけでみんな同じ顔のような気もしたりしますが、ひつじは好きな絵柄なので推してます。
エロいCGも、前作に比べてよっぽどエロくなってきたので○



▲今回、とくに翠は気合の入った絵が多かったような気が笑゛ 

あとは、体験版の感想でも少し書きましたけど、やっぱり場を盛り上げる演出としての「イラスト」に多様性が欲しいです。
雨降ってるんなら、そんな背景を用意したり、なんなら心理変化にあわせて背景や演出を変えてみたり。そのへんはAXLは結構がんばってますね。



システム 

 基本操作に若干のやりにくさ。
スキップ動作時、選択肢後もスキップを継続するかどうかの設定がほしかった。というか、いちいち止まるな。ふつうは選択肢後もスキップ継続がデフォルトです。
また、セーブ・ロード画面でのページ送りが見えにくい扱いにくいなど、こまごましたところでストレスを感じました。
「前の選択肢に戻る」がないことについては文句上がりそうですが、まぁ「一応」ミステリー作品なので無くて当然かと;

 ゲーム性は、短いなりにもあって、結構簡単にBAD ED直行します。(ネタバレ飯店)しかし流石に、翠が貧乳だと言っただけで刺されるとは思わなんだwww
全CGを埋めるのにはちょっと時間かかりました。

「かまいたち」みたいな本格推理ものの難易度を思ってると腰砕けまくりますが、うまく周回させるように作ってあるのは、素直に感心します。



その他 

 ◆長さ
7〜8時間程度。
激烈に短い。True EDもっと頑張れ。
メーカーは「ミドルプライスだし・・・」みたいに考えてるかもしれませんが、今時¥8,190(税込)で10時間遊べないゲームなんて定価でふつう買ってくれません売れません不良在庫です。
True EDよ、もっともっと頑張れ。


 ◆エロ
絵については前述のとおり、良くなってきてます。
悪かったのはヒロインの台詞。本作では、Hシーン中ヒロインはほとんど喘ぐだけ。
たまに気持ちいいだのすごいだの言ってくれますが、ご く 稀 に です。
況 や 、 淫 語 を や。
いや、ほんとここまで統一して一切、卑猥な単語を発しない作品にも初めて出会いました;
おかげさまで、あらためて、Hシーンにおける淫語の重要性が理解できました。
ありがとうございます←


 ◆燃え
 ちなみに「萌え」でも同点。
(ネタバレ飯店)周回するたびに死んでいた未穂を殺さずに済む選択肢が登場したときのあの感動は、間違いなく燃えです。
あとは、これもTrue EDがもっと頑張ってればなぁ・・・



 ◆笑い
 シナリオのとこでも書きましたが、『Re:seven』と同系統のシニカルな笑いが多くを占めます。そんな中で、静紅と勇人のアホの子コンビはおもしろかわいかったです。


▲主人公による痴情のもつれの末の犯行と推理した静紅さん(アホの子)。



 ◆音楽相変わらず音楽は非常に良いです。
とくにOP曲「おとしもの」(本作にED曲はありません)。
弦のように張りつめた声が、作品の雰囲気にマッチしています。
てゆーか、これサントラとOP曲(フル)が入ったCDが特典で付いてくるのがめっちゃ嬉しい。ふつう、1曲だけとか、ショートver.とかですもんね。
 



総 評 

 True EDもっと頑張れゲーム。
一生懸命張った伏線を丁寧に拾うだけでも、もっと評価は変わってきたでしょうに。
もったいないと言えるだけの価値はあります。ただし、ミステリー要素としてではなく、人物の描き方の点で。
やはりこのメーカーには、このライター(山鈴)の雰囲気があいますなー。
次回作も山鈴であれば、まだ期待したい。





=== === === === === ===
<おまけ>

今作で主人公の親友として描かれてる「山本勇人」ってやっぱり、『Re:seven』の山本主任っぽい。誕生日一緒だし背丈もおなじくらいだし声一緒だし人をイラッ#てさせるのうまいし。
とゆーことは、『end sleep』のほうが『Re:seven』よりだいぶはやい舞台になるのか。
スマホも登場しているというのに笑゛
いまだガラケー全盛期だった『Re:seven』から、まるで未来臭がしない件;

コメント
コメントする








   

profile




selected entries

categories

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

archives

recent comment

  • ブログ10周年記念本を作りました。
    ひつじ
  • ブログ10周年記念本を作りました。
    まれびと
  • 魔法少女リリカルなのは Reflection 感想
    ひつじ
  • 魔法少女リリカルなのは Reflection 感想
    第三部長
  • JAM Project LIVE TOUR 2016 〜AREA Z〜 @大阪
    ひつじ
  • JAM Project LIVE TOUR 2016 〜AREA Z〜 @大阪
    第三部長
  • 『恋する乙女と守護の楯〜薔薇の聖母〜』感想(ネタバレ容赦なし)
    ひつじ
  • 『恋する乙女と守護の楯〜薔薇の聖母〜』感想(ネタバレ容赦なし)
    ひびき
  • 『恋する乙女と守護の楯〜薔薇の聖母〜』感想(ネタバレ容赦なし)
    ひつじ
  • 『恋する乙女と守護の楯〜薔薇の聖母〜』感想(ネタバレ容赦なし)
    ユーリー

search this site.

others