『Remember11 -the age of infinity-』

 やっとこさ終わったので報告〜。


『Remember11 -the age of infinity-』
製作は‘KID’ (ただし、現在はサイバーフロント
2004年3月発売。『Ever17』に続く、「infinityシリーズ」第3弾。
 


 あらすじ
 2011年1月11日、大学生・冬川こころの乗った小型旅客機CRJ110『HAL18便』が、豪雪の朱倉岳に墜落する。
山小屋に避難できた生存者は、こころを含め4名のみ。
歯の根も合わぬ極寒の中、食料の蓄えは少なく、薪材も減り、救出の目途は全く立たない。
絶望的な状況。
そんな中突如、こころの意識は全く別のところに飛ぶ。

 そこは、こころが飛行機で向かおうとしていた施設「スフィア」内部。
閉鎖された施設内部にいるのは、ふたたびこころを含め4人。
しかし、そこではこころは「こころ」ではなく、「優希堂悟」という青年の体になっていた。
とまどうこころの意識はふたたび極寒の雪山へ・・・

 その後も繰り返し発生する「こころ⇔悟」の意識移動。極限状況である雪山に加え、スフィアでも何者かに命を狙われる。
そして、どちらの世界にも登場する「楠田ゆに」という1人の少年。

 生き残るためにしなければならないことはなんなのか。
なぜ、こんな状況に陥っているのか・・・
「わたし」の意識の行方は・・・
ゆにの正体とは・・・
意識と思惑が交錯する、雪の舞台で。

 ワタシを殺す
        記憶の迷路




※ 本レビューは、PS2版でプレイした感想をもとに起こしました。

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○15点 難解という域を出て・・・
 イラスト(/25) ○10点 インパクトに欠ける 
 システム(/15) ○12点 操作性は最高
 その他(/各7) 長さ2 エロ4 燃え2 笑い1 音楽4

 総合 50点


 ストーリー
 こころ編グッドエンドをみることで、悟編がプレイ可能となります。
あくまで注意すべきところは、恋愛ゲームではないので謎解きがメインとなる点と、そのくせ作中で謎は解明されていない点。
ええ、ええ。そりゃぁもう、かつてないほどに投げっぱなし。
一応、バッドエンド含め全エピソードを回収すると、なんらかの推察を立てることは可能です。

可能ですが、、、え、それでいいの??そんなゲームってありなの??っていう根本的な疑問はよりいっそう根深くなっていきますΣ

要するに本作は、「このゲームは未完であり、プレイヤー自身が独自に補完することによって完成される。その醍醐味こそが、このゲームの楽しみ方である」という、若干『最果てのイマ』に近い(プレイ後に楽しめるという意味で。)ですが、それよりもっと悪質なスタンスをとっているんです。

ちなみにひつじは、ある程度まで考えて、やめましたΣ(゜◇゜;)
これホントに嵌ってしまうと、記憶の迷路に殺されかねません。

 その他で評価すべき点としては、雪山に閉じ込められた悲壮感・切迫感の描写がえげつなかったこと。BAD EDが良く出来すぎていたことなど。
前作『Ever17』で足りなかった、死への恐怖というものがこれでもかというほどにプレイしてて感じられました。このゲームのBADはマジ怖かったです。


 イラスト
 原画担当は左。
キャラの雰囲気自体は物語とマッチしてて良かったと思います。
ただ、総CG枚数は差分抜きで65枚と少な目。
その少ないCGも活かし方がまずかったのか、非常に印象がうすいです。
一応、いい場面には挿し込まれているのですが、なんかインパクトにかけていたのか記憶に残らなかったですね。立ち絵と、大差感じられなかったというか;
あ、その立ち絵にももう少しアレンジが欲しかったところ。


 システム 
 コントローラを使った操作性に関してはほぼ完璧。
左手だけで基本操作が可能なのはもうお約束です笑゛

 ゲーム難度は相変わらずの鬼畜設定。
1発クリアは、まずもって不可能でしょう。
また、企画に『I/O』同様、中澤工が携わっているせいもあってか、シナリオリンクシステムが搭載。
ひとつのシナリオで、あるEDを迎えると、他のシナリオの進行に影響を及ぼす仕様になっていて、うまくEDを拾っていかないと、相当な苦労を強いられてしまいます。
(これについては、後発(2008年発売)となった『I/O』にはチャートシステムが実装されていて、プレイしやすかったです。)


 その他
 長さ
 やはり解答編が欲しかった。たとえ1例であっても示してほしかったです。
 普通にストーリーを追うだけであれば、30時間ほどで終われます。
ただし、他のinfinityシリーズ同様、全メッセージ回収をしようとするとドツボに嵌ります;
ランダム発生するテキストがやはり今作でもあったり、序盤の選択肢が最後の最後で未読テキストに関わっていたりするので、なかなかなかなかなかなか一筋縄ではいかないつくりになっています。
 ちなみに、攻略本 or 攻略サイト必携です。

 エロ
 恋愛ゲームでなくサスペンスものなので、ほぼなし。
中間の4点。

 燃え
 こころ編ラストでテンションは上がりまくりました。
ただ、終盤に向かうに連れて、「あぁ、この流れだと、話まとまらないな…」というゴールが見えるようになってきて、とても残念な気持ちになれます;

 笑い
 ほぼなし。
『Ever17』より継承されたあのネタが今作でも活きてます笑;

 音楽
 BGMやOP、EDの印象は薄いです。
cv陣は誰も良かったですが、なかでも青や・・・友永朱音が出ていたのでそれだけで・・・・・・
グッ!!(親指)

 総 評
 答えのないゲーム。
難解ではなく、解無し。
「未完」と片付けることも、「神ゲ」と仰ぐことも自由。
プレイ後の妄想こそが本作の真骨頂でしょう。
よって、本作は全くオススメできません。ただ、そろそろ難易度の高いギャルゲがしたい、意味不明で量子論的なゲームがしたいという方がいれば、、、いれば、、、どうぞ;






=== === === === === ===
<おまけ>

 それにしてもこのゲームで、匙を投げきれない疑問がただひとつだけ。

「Remember 11」 

 というタイトルの意味って、なんなんでしょ??


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