『俺の彼女(ツレ)はヒトでなし』

 みなさん頑張ってスパロボしてますか?神採りしてますか?
もうすぐ大帝国ですね。
でも、ひつじは空気を読まずにこれっス。

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  『俺の彼女(ツレ)はヒトでなし』
 製作は‘ホエール
 2010年12月発売。
 体験版プレイ時の感想はこちら
  あらすじ
 海と山と任侠が売りの海山市(みやまし)。
ここに生まれ育った佐伯悠真は、ある満月の夜を境に人外(ヒトでなし)の少女たちと
秘密を共有する仲間になる。
 アンドロイド、ヴァンパイア、ライカンスロープ、空気、そして魔女。
しかも、少女たちはみんな曰くつきの人外。
アンドロイドは燃費と頭がやたら悪いし、ヴァンパイアは血を吸う代わりにトマトを齧る。
ベジタリアンで血が苦手なライカンスロープなんて聞いたことなかったし、
空気みたいな先輩は2人っきりになると見えなくなる。
料理が壊滅的な幼馴染の魔女が跨るものは、ほうきじゃなくて掃除機だし・・・
 ただでさえ濃い面子のそろっていた学園生活はこの月夜より、一層アクティブに
ハイテンションになって、騒がしくて忙しくて楽しくて仕方がない毎日が過ぎていく。

みなとそふとの姉妹ブランドとして誕生した本ブランド処女作は「色々超えちゃう学園恋愛ADV」

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○19点 体験版では語れなかったおもしろさ
 イラスト(/25) ○16点 イベントCGが崩れ気味 
 システム(/15) ○12点 パーセンテージで分岐を管理
 その他(/各7) 長さ7 エロ5 萌え4 笑い5 音楽5

 総合 73点


 ストーリー
 (意外に)おもしろかったです。
体験版では、本作の良い点をアピールできていなかったのかな、と思われます。
固めの杯を交わして「はい、両思い。」になってしまうのではなく、人外である彼女のこと(悩み)を理解しようと努力する展開には少し感動しました。
時に、主人公が卑屈だったり受身だったりすることもありますが、その後きちんとそれを反省し自分なりの頑張りを見せてくれたのがまた気持ちよかったですね。
 プロローグ以外は完全に個別ルートでシナリオの重複がないと言うのもスゴい所。
ただ、イベントの詰め込みすぎでひとつひとつの印象が希薄になってしまったのは残念。
勢いにまかせっきりではなく、緩急のあるイベント展開であればなお良かったかと。
 一方で、勢いで押し切って押し切られてしまって、圧巻だったものも;
ひとつはテキスト。とゆーか台詞。
非常に台詞の多いテキストで、地の分は10クリックに1回ぐらいある程度。
ほとんど台詞なので、初めは「うるさい。」「落ち着きが無い。」と感じるプレイーヤーもいるでしょうが、どこまで行ってもそのスタイルが貫かれ、ひどい時には5,60クリックも台詞が続くので逆にもう圧倒されてしまいます(笑゛ 正直、こんだけ徹底されると気持ちいいですね(^^;
もうひとつは、パロディ。
アニメネタを使うのは他のゲームでも多いですが、まさか同業ネタを使うとは・・・
ですが、それもここまで全開にされると、むしろ誉めたくなります。よく頑張ったねと笑゛
詳しくは、「笑い」の項目で。
(ネタバレ飯店)
衣緒とヒナのルートは、よく考えられていて非常におもしろかったです。
とくに、衣緒は「記憶(データ)を全移植したアンドロイドは本物か偽物か。」というちょっと哲学的な面が好きです。若干HAPPY EDは、切ないですが;
逆にアリスと空気は残念。
前者2人に対して練度が明らかに低く、「野菜好きの人狼」「空気のような存在」というキャラクターありきで考えられたシナリオであることが丸分かりでした。
最後、メイルートは良かったですし、トゥルールートへのいい引きも持っていました。大吉。
が、肝心のトゥルールートがちょっと無理やり感があって萎え。変にバトルに持ちこむ必要なかったのにね。

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▲満月の夜に出くわすヒトでなし。左からアンドロイド、空気、ライカンスロープ。


 イラスト
 原画・高苗京鈴。
イベントCGは91枚プラス差分。プレイ時間の割りに少なめか。
立ち絵はしっかり描かれていて崩れもないのですが、一枚絵になると顔のバランスや全体のパースが乱れるのは何事?(笑゛
 その他エフェクトやフェイスマークが効果的に使われています。
おかげでプレイしていて見飽きることはありません。
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▲吹き出し形式でのフェイスマーク。車上や空中など、立ち絵が使いにくいときに有効。

ストーリーの項でも書きましたが、個別イベントの印象が希薄になりがちなシナリオなので、その点をイベントCGフォローしてあげれば、マシになってたんじゃなかろかと思います。


 システム
 みなとそふと同様に、戯画エンジン搭載かと思ったら違うんですね。
操作性や設定は問題なし。テキスト表示を最速(瞬間)にしてしまうと、台詞の「間」を表現できないのが少々痛いところか。
 独自のゲーム性として、個別シナリオへの導入が確率で管理されています。
一般的なゲームでは「好感度」が閾値を超えているかどうかで判断されますが、本作では「好感度≒確率」となっており、極端な話「好感度が90%でもフられる可能性はある。」というシステムです。
確かに珍しいですが、逆に言えば「好感度が10%」でも、「前の選択肢に戻る」と「スキップ」を繰り返せば直に成功できるということにもなります。
体験版プレイ時にも書きましたが、やはりこれは無意味かなーと思いました。
ですが、そのチャレンジ精神や良し。


 その他
 長さ
 24時間程度。長めです。
そのうち共通は2時間ほど。
これについては大満足といえます。

 エロ
 各ヒロイン5〜6回あり。
そこそこエノかったですし、シチュも頑張っていました。
ひつじ的にはヒナが一番好き。さすが吸血鬼。

 萌え
 小暮さん。

 笑い
 ブランドの沿革から、『マジ恋』と比較されやすいですが、むしろ『つよきす』に非常によく似ています。
というか、どう考えても狙ってます。本当にありがとうございます。
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▲アリス(cv海原エレナ)のつぶやき。なにやら椰子が気になるご様子。

初めは『つよきす』のフカヒレと被っているキャラがいることに、「もろパクりだな・・・」なんて思いましたが、それも徹底されてしまえば逆に気持ちいいほど(笑゛
また、ストーリーの項で触れましたが、パロディネタについて。
声優やアニメだけでなく、他社作品まで遠慮なく引用してくるのはどうなんだ・・・タブーじゃないのか??とか言う不安を振り払ってしまうほどのやり過ぎっぷりには、もう笑うしかありませんでした。
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▲セーブ画面で確認できる、小節ごとのタイトル。

 音楽
 日常のBGMが良かったですね。
振り返って聞くと、いくつかの情景が思い出されます。
逆にシリアスなBGMはあまり記憶に残っていません。
挿入歌も、入りは良かったのですが盛り上がりが・・・う〜ん
cvは、さすがゴッ●ゥーザさまと言いたいww
あと、おまけでキャストコメントが聞けるのは嬉しいですね。


 総 評
 ただバカ騒ぎして笑ってお終いゲームかと思いきや、案外よく練られていたゲーム。
体験版で面白さの本質を出し切れていなかったのが惜しい。
システム、シナリオ、笑いが比較的高水準にあり、良作といっていいと思います。
パートナーブランドとしての協力があったとはいえ、初作からこのレベルは賞賛に値するでしょう。
ただ、「この作品の売りは何か。」「このブランドのカラーは何か。」と問われたときに即答できないのがこれからの課題。
オススメ印はそれらに答えられるゲームが作られてから、ですかね。




=== === === === === ===
<雑記>

最近とらとかメロンとか行ってないから禁断症状出そう。
主症状は深夜の路上で信号待ちの間、急に「妹☆ぃぃっ!!」と叫ぶなど。

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