『Chanter(シャンテ)- キミの歌がとどいたら- 』

 (2010/12/24 0:50 更新)
 ついに『PrincessFrontierPortable』の公式サイトがオープンしました。
随時新情報が公開されていくと思いますので、みなさん逃さず要チェックです。
 ・・・ってなんで広報担当みたいなこと言ってんだろ?
 続きは最近やったゲーム。

Chanter_top
 『Chanter-キミの歌がとどいたら-』
製作は‘Terios
2006年10月発売。

 あらすじ
 受験を控えた1学期終業式。「元・秀才」飯島幹也は学校の屋上でくすぶっていた。いや、というか純粋にダれていた。
 したいことなんて別段ない。だから進路も決まっていない。無論、「勝負の夏」とばかりに受験勉強に没頭するつもりもなかった。だらだらと怠惰に毎日を送ろう、そう心に決めていた。ゆるゆるに。
 そんな幹也を、終業式が終わるや否や遊びに連れ出したのは幼馴染の千歳。クラスメイトや親友(担任教師)を引き連れて、遊びに遊び倒す夏休み。幹也はなにかとあれば愚痴を言いながらも、そんな日々を楽しめている自分に気づきだした。意外なほどに自分は他人と関わっていた。
 そして、楽しかった夏休みは終わり、新学期が始まる。
−会うが別れの始まりだ。
−どんな形であれ、始めはその内に最初から終わりを孕んでいる。
 少女たちとともに過ごし、その悩みに立ち向かうなかで、幹也は自分自身と向き合う必要を知る。


先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○12点 細部に整合性がない
 イラスト(/25) ○17点 最近は受けそうにない絵かも 
 システム(/15) △5点 画面エフェクトOn/Offに悩まされる
 その他(/各7) 長さ2 エロ3 萌(燃)え2 笑い5 音楽4

 総合 50点


 ストーリー
 メインシナリオに田中ロミオ、サブに日野亘らを起用しての本作。
 まず、物語の要ともいえる主人公の心の問題、ヒロインの抱える問題についてのリードが非常に巧い。伏線とわからない張り方をしていながらも、読みすすめるうちに(プレイヤーの個人差はあれど)ふと「あれ?ひょっとして・・・」と気づかせる書き方をしています。初めは手の内を隠しておきながら、それを作者がバラすのではなく、プレイヤーに気づかせるというちょっと遠まわしな手法がなんとも憎いです。思わずニヤリとしています。
 そして、田中ロミオらしい日常会話のやりとり。ノリと勢いしかないような言葉の応酬にちょいちょい挟まっている意地悪なウィットはまさにソレ。それでも比較的ロミオ節は抑え目かな、という印象は受けました。他のライターとのバランスでも考えたんでしょうか。
 良かったのは以上2点。ホントは評点△(『暁の護衛』以来。)にしてやろかとも思いましたが、救われましたねw
 悪かったのは話の整合性のなさ。そんな展開なかったよねってことが知らない間に起こっていたり、過去の回想話でいるべき人がいなかったり(具体的には桜だよ、桜ww)。はたまた、ルート分岐前後で、テキストを削ったのでしょうか、明らかに時間が飛んでいる流れがあったり。良心的に想像で補完できる範囲ではありますが、まぁ苦笑いもの。この点だけ見ると、売り物ではないかな、という感じがしました。
 『キラ☆キラ』や『けいおん!』に先んじて学園バンドものという設定を取り入れたまでは面白かったのですが、それを活かしきれていなかったことも残念な要因。バンドを組んだことがきっかけとなって諸問題に立ち向かう展開はあったものの、バンドを通して仲間たちの心の交流というものはあまり強調されていませんでした。「友情努力根性っ」が合言葉のわりに、最後の根性に頼る割合が大きすぎますwww


 イラスト
 Terios作品は横田守が原画を担当することで知られていますが、本作に限っては土代昭治が担当しています。劇画の流れを汲む様な特徴的な絵です。最近の萌えジャンルではあまり見ないですね。
 ですが、タッチとか画風よりも特筆しておきたいのはパンチラに対する異様な執着でしょうか(^^;
「いや、そのアングルだと普通はパンツ見えないよね。」「このシチュエーションにパンツいらんだろ。」というイベントCGでもしっかり、パンツを魅せてくれてます。はじめは絵としておかしいだろ・・・とか思ってましたが、こうも毎度毎度見せられれば逆に尊敬してしまいます。そのパンチラ愛たるや;(まぁ、根底には絵の上手さからくる安心感があるんですが。)
 イベントCG以外では立ち絵が結構凝っている印象。表情のマスクだけでなく、ポージングを多種用意して、動きをもたせていました。こーゆーの好きです。


 システム
 操作設定にほとんど自由性がありませんでした。また、画面エフェクトOnの状態だといちいちエフェクト待ちするのでスキップが遅く、Offの状態だと普通にテキスト送りした時、一瞬で画面切り替わりされたりするという弊害がありました。だから、スキップする度に設定を変更せざるを得ず、かなり面倒くいました。
 また、セーブロード画面(ダイアログ)が細かくて使いにくかった点もマイナス。
そうそう、音楽が大事なゲームなのに音楽回想がなかった点も;

 その他
 長さ
 18時間ぐらい。共通が6時間ぐらいあって、個別分岐後の展開も大筋は同じなので、長めに感じて飽きやすいです。

 エロ
 一人あたり2〜3パターンありますが、1回ですべてやりきってしまうので、なんか損した気分になります。絵がそこそこエロいのがせめてもの救い。

 萌え

ぐらいかなー。

 笑い
 前述のとおり。日常会話がめちゃくちゃおもしろかったです、、、共通部分は。
個別に入るとあからさまに失速します;

 音楽
 OPはKOTOKOの「a piacere」、主題歌兼EDは佐藤ひろ美の「Harmony 〜僕の歌がとどいたなら〜」。どっちもすごくいい曲です。ただ、BGMはイマイチ。ちょっと古臭い、というか安っぽさが目立ちました。
 田中ロミオの長台詞に付き合わされたcvの方々はお疲れ様でした(^^;
そうそう、主人公以外はフルボイスです。脇役も。桜のお母さんが松田理沙だったときには思わずガッツポーズしてしまいましたwステレオサウンドにもなってますし、声にはこだわってるんでしょうね。
 しかしまぁ、

惑星ベ●ータの王子をすごい使い方しますね(^^;
フカヒレ思い出した。


 総 評
 伏線の張り方とネタのばらし方が秀逸なだけのゲーム。
 ↑なかなか辛辣な言葉を思いついてしまったと、自分でも思います;
いや、でも実際そのとおりだからなんとも。。。共通部分から田中ロミオ臭さはぷんぷんするのですが、日野亘っぽさはあまり感じられませんでした。
 田中ロミオが好きな人なら、プレイに耐えうるかもしれませんが、そうで無い人は回避を勧めます。



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