『処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる』

 『処女はお姉さまに恋してる2〜二人のエルダー〜』の方を先に始めてたのですが、作中にちょこちょこ『おとぼく』(無印)のネタが登場していたので「こりゃイカん。」と思い、まずは『おとぼく』(無印)からやることに。
 それが実に3ヶ月前の話なのよさ・・・

otbk
めっちゃ久しぶり。最近やったゲームです。
 『処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる』
製作は‘キャラメルBOX
2005年1月発売。アニメ・ノベル・続編など幅広くメディア展開された有名作。

 あらすじ
 屈指の財閥である鏑木家の御曹司・瑞穂(♂)は、亡くなった祖父の遺言を弁護士の口から聞き、唖然とする。
 「瑞穂を恵泉女学院に編入させよ。」
 恵泉女学院とは、旧く鏑木家が創設したお嬢様学院なのだが・・・そこに、瑞穂(♂)を編入させろというのだ。
 恵泉女学院に実際に通っている、幼馴染・まりや(♀)に変装を施され、無事(?)編入することになったのだが・・・ホントにバレずに過ごせるのだろうか・・・??

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○17点 イマイチ山場がないようにも。
 イラスト(/25) ○18点 綺麗です。でも静的な感じ。 
 システム(/15) △9点 解説ポップはおもしろい。
 その他(/各7) 長さ3 エロ3 萌え5 笑い3 音楽5

 総合 63点


 ストーリー
 全8話構成で、7、8話は個別シナリオになっています。ヒロインは5人(プラス1人)。
ビクビクして編入した割りには、瑞穂の変装は全くバレず・・・むしろ、理想のお姉さま「エルダーシスター」として尊敬の眼差しを向けられるはめになります。
 瑞穂は気弱な主人公ですが、彼女(♂)の他人に対する優しさは本物で、周りの女生徒たちはそんな瑞穂お姉さまに励まされ、勇気をもらい、魅かれていきます。そして勇気を貰った周りの子たちが今度は、「ボクはうそつき(男)だから・・・」といつまでも悩んでいる瑞穂を勇気付けてくれます。
 『おとボク』が他作品と大きく異なる点はここかな、と思います。
物語の山場で「主人公が奔走し最後には仲間の力で万事解決!!」といういわゆる燃える展開とは一線を画しています。むしろ、瑞穂はあまり燃えず、ヒロインが自分自身で、あるいは友人との語らいの中で答えを見つけていきます。
 じゃぁ、瑞穂は何をしとるんだ、と言われると、そういった「ヒロインが頑張れる状況」を恵泉編入後コツコツと無意識に築きあげてきたこと自体が彼女(♂)の為したことなのです。
 なので、ぱっとプレイした限りでは個別の印象は非常に弱く、主人公とヒロインたちのつながりも希薄なように感じます。ですが、なぜこのヒロインはこの結末にいたったのだろうかと振り返って考えてみると、ああ主人公の分け隔て無い優しさがあったからなんだな、成長できたんだなと思い至り、とても心温かになります。

 典型的なのは紫苑さんルートかな、と。(ネタバレ飯店)
男なら、「オレが守ってやんよ!!」といって無理やりにでも紫苑さんを奪って嫁にしてしまえばよかったんですが、それを敢えて貴子さんに言わせたのが面白いです。瑞穂に感化された貴子さんに、ハッパかけられる瑞穂。普通の燃え展開にはないな〜、と思いました。

 ただし、こうした構成は見方を変えれば山場が盛り上がらない、という風にも。
物語の比重が共通部分に偏っている気がしてしまいます。辛辣に言えば、個別√は慣性(惰性)にまかせて通り抜けてしまったような。
 その辺は、ヒロインと結ばれたあとの展開がほぼ無いに等しいところが関係しているのかもしれないですね。H後すぐエピローグ、というのはちょっと残念でした。


 イラスト
 非常に綺麗で、特に立ち絵の安定感が抜群。

一方でイベントCGでは動きがイマイチ感じられず、寂しかったです。
いや、まぁ絵なんですから静止してて当然なんですが、キャラの躍動感というものが伝わってこなかったんですね。うまく伝えられなくてすみません;枚数的な不服もありますが。
 あ、それと由佳里のこのCGは

見てるこっちの首が右45度に曲がってきそうな気がするのでやめて欲しかった笑゛
差分にあたるハンバーグ部分もメッセージウィンドウに隠されてますし(^^;


 システム
 良かった点は、ポップアップの解説システム。

四字熟語や故事成語のほか、わかりにくい専門用語などが使用されたときに意味を教えてくれます。
 悪かった点は諸々ありますが、とくに問題ありだなーと思わされたのはひとつの台詞内での改貢。ひとつの台詞が次のページまで続いていたのはとても読みにくかったです。特に、最後の一文字だけ改貢とかは、もう;
 システム周りの設定にももう少し自由度が欲しかったですね。
 萌えゲーにしては難度も比較的上手く設定されていて、何度か頭を抱えさせられました。対象の√に入るのに2,3度失敗するぐらいがちょうど良いと思うのですよ。


 その他
 長さ
 14〜5時間??ちょっと長期間かけてやりすぎたのでわかんなくなってしまいました。
ただ、体感はかなり長目。個別√間にも共通したテキストはあるのですが、その部分についてはスキップがきかないので面倒でした。

 エロ
 一人1回〜2回。浅め。
もう少しイチャ期があっても悪くはなかったんじゃないかなーと思います。緋紗子先生を入れるぐらいなら、他のヒロイン分を増やすべき。

 萌え
 うん、わかってる。
貴子さんだろう?
 正当なツンデレをひた走る生徒会長に胸キュン。

 笑い
 瑞穂が苦悩するシーンとか、ニヨニヨして見れましたね。
でも笑いよりはむしろほのぼのとかまったり、に近い雰囲気ですかね。
シナリオとか笑いのこととかひっくるめて、ほんと癒し系なゲームでしたね。

 音楽
 BGMはすごーく良いです。
とりわけ日常BGM「爽やかな風に吹かれて」や感動シーンの「強い絆」必聴モノ。
 OPと瑞穂の声が、それぞれあってなかったのかなー、とグチグチ。


 総 評
 後半惰性かと思ったけど、よくよく考えたら心温まるゲーム。
 ストーリーのとこで書き忘れてましたが、2人の登場人物による会話が続くシーン(対話シーン)の台詞もよく練られていて、とても楽しめました。シナリオ、絵、声のバランスも比較的よかったと思うので、良作だと思います。個別の展開は独特なもので、ある種楽しめましたし。
 本作自体はオススメLv.ではありませんが、続編・二人のエルダーに続く作品ということもあり、そちらをプレイされる前には是非プレイしておいてもらいたい一作。

コメント
ちょ、おま、ハンバーグを貶すとかちゃんとおまけシナリオもコンプしましたか?
とくに”まりやとかが見てる”は何の知識もないままやると悶絶必死のシナリオだというのに…。

ヒロインの後日譚はやるきばこで補完されます。貴子さん一子に遭遇する。のくだりとかは…ねぇ。

まぁ、2人のエルダーにも言える事なのですが、どのヒロインよりも主人公に対するスタッフの思い入れがハンパなさ過ぎて困るのです。あと一度ベッドに載せてしまえば加○鷹もかくやというテクニシャンばりも。瑞穂ちゃん、千早ちゃん、マジ完璧超人!
  • 第三部長
  • 2010/12/14 12:51 AM
>第三部長さん
やーりましたともー。おまけシナリオ!「まりやとかが見てる」でアホみたいに時間浪費させられましたとも!(泣
とゆーか、むしろハンバーグの差分はおまけで話題に上げられるまで気づいてませんでしたし;そのぐらいミスってる・・・

た、貴子さんの後日譚・・・だと・・・ゴクリ

まぁ、普段から女性扱いは非常に上手いんですが、なんなんでしょう。ベッドマナーも上流階級のたしなみなんでしょうか笑゛
  • ひつじ
  • 2010/12/15 11:01 PM
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