『ナツユメナギサ』

 最近やったゲーム。

 なんかこの台詞書くのすら物凄い久しぶりなきがす。。。

natsuyume7res



  

 『ナツユメナギサ』
製作は‘SAGA PLANETS
2009年7月発売。

 あらすじ
 常夏の島、臨海副都心「hope」。ヒマワリが年中咲き誇り、「妖精」と呼ばれる蝶が自由に舞い、街中を悠々と野良ペンギンが闊歩する。
 主人公・郡山渚はこの街の浜辺に流れ着いた。
それまでの記憶を一切失い、名前すら思い出せず担当医につけてもらった。担当医に保護とカウンセリングを受けながら学園に通うも、周囲に馴染めずにいたある日、彼は不思議なメッセージカードにより音楽室に呼び出される。
 そこで渚は「姿を見せない誰か」に人捜しを頼まれる。
「街に出なよ。人に会いなよ。このままじゃ、あなたはどこにも進めないよ。」
 「誰か」はそう言い残した。
 渚は、奇妙に感じながらもその言葉どおり街に出、頼まれた人を捜すことにする。
それが、夏の終わりの始まりで、そして終わらない夏のお話。

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○17点 アイデア>>構成力
 イラスト(/25) ○17点 髪の毛うにょうにょ 
 システム(/15) ○12点 いっそ攻略順制限があっても。
 その他(/各7) 長さ4 エロ3 萌え4 笑い5 音楽5

 総合 67点


 ストーリー
 ↑のトップ画で最前面に立っているのがメインヒロイン・歩(あゆむ)。後ろの4人はサブヒロインになります。
 歩√は5人の中で特殊な扱いになっており、一言で説明するなら『BALDR SKY』の空編に相当します
 ・・・なんか壮大なネタバレをしてしまった気がする。ひくわー。
 この5人の他には主人公の知人が2、3人登場するだけで、登場人物数は非常に少ないです。まぁ、それにも一応理由があって納得のいく釈明をできることはできるのですが、やはり物語に幅を出すためにももう少し登場人物を増やしてよかったのにと思います。
 また、個別√に入ってしまうと他のヒロインたちとの交流が殆どなくなるのも特徴的。キャラの味は悪くないだけにそうして殺してしまうのはとても勿体ないです。
 なかなかネタバレなく紹介するのが難しいゲームなのですが(←最近そんなんばっか;)、ストーリー全体としては良かったと思います。「底抜けに明るい夏ゲー→なんとまぁ鬱ゲーですよ→泣かせるオチ」という流れも好きです。
 ただ、個々別々に見ていくとちょっとしんどい。歩√を攻略後に全体を俯瞰すると、「ああ、この人(製作者)たちはコレがしたかったのか。」と理解できるのですが、実際にプレイしている最中にはいろいろもどかしいです。世界観に置いて行かれたり、個別が短かったり、エンディングが唐突だったり。その辺りが、『BALDR SKY』との力量の差ですかね。あれは個別√単体でも一応完結できてますからね。
 歩以外のシナリオが、歩シナリオにぶら下がる形で作られたオマケで、「オチ発案→設定構想→歩√作成→伏線配置→他のストーリー&キャラ作成」という製作ステップが丸わかりというのはちょっとお粗末ですかね。

 ちなみに一番好きなキャラは、もち美浜(みはま)。
natsuyume1res
 途中までは老樹(ろうぎ)サイコー!でしたが、老樹√〜歩√の彼女のポジションはちょっとないわー。ひくわー。


 イラスト
 おそらく最近流行りの画だと思います。
典型的なポイントが「髪の毛うにょうにょ」。
 長い後ろ髪を水に浮かべた時のように広げて描いて、画に動きを出したり髪自身を背景としたりする描き方ですね。フィギュアでも最近よく見かけます。代表例はCLAMP作画でしょうか。
 とにかく、そういった「今風」のポイントを押さえたイラストだと思います。
よく言えば無難にまとまっている、悪し様に言えば個性がない。まぁ、複数人原画なのでぶつかり合わないように敢えてそうしたのかも知れませんが。それならそれで枚数もっとよこせよ、とも言いたくなりますよ。
 背景では「夏」をイメージづける強い日差しが上手く表現されていて好感でした。特に「うみねこ亭」背景の左上隅の欄干にかかる木陰とか
 同時に、水の描写が多く印象的なテキストだったので、これについてはもう少し力を入れて欲しかったです。水のSEについては良かったので、エフェクトを入れてみたり光の反射を入れてみたりしたのを見てみたかったです。 


 システム 
通称・放課後どこ行くシステム。
natsuyume2res
本文中にも選択肢は出てきますが、8割方このどこ行くで分岐は決まります。
というか毎日同じヒロインを選び続けないとBADEDってソレ・・・(^^;
 ですが、個別進入後〜EDまでに一ひねりあったのはおもしろかったです。(ネタバレ飯店↓)
老樹√でNormalEDを踏んで、彼女の「はじまりの場所で逢おう」というメッセージを読んだことを思い出しゲームを初めからやり直すと新規分岐が発生してる、というのはちょっとRPGぽくて燃えました。

 また、ストーリーの方と関連してくるのですがヒロイン(歩以外。)の攻略順は指定されていないんですね。その上で、歩√をグランドED扱いにしてしてまったので、必然的に順を追っての伏線回収というのが出来ず、歩√での一気回収という手法になります。
 裏を返せば、攻略順に制限をかければ伏線を徐々に解放していくことも可能、というわけでもう少し深みのある個別を書けたかもしれないと思います。
 僕は「つかさ→はるか→美浜→老樹→歩」という、ほぼ最善と思われる順をニュータイプなんで感じ取れましたが、これが「老樹→美浜→つかさ→はるか→歩」とかになっちまうとワケわかんねー!てなるんじゃないかと;

 操作性についてはまず良好。誤字脱字がやや見られました。傘がしゃべり出したときはワラタww


 その他
 長さ
 14時間。
 一般的ですが、6人でシナリオを分業していることを考慮すると短いんじゃねって思います。
何回も書きますが、登場人物を増やさんことには話が膨らみません。

 エロ
 3回/ヒロインで一般的ですが、ひとつひとつの尺は短め。
「お金をかけない」ということと「不満を買わない」ということの天秤がよくよく見えるポイント。ひくわー。

 萌え
 美浜かわいい。
美浜の「どっすーーーーーん!」とか「せんぱいせんぱい」とか「せんぱいせんぱいせんぱい!」とか。
なんかちょっと後輩属性に目覚めそうなぐらいかわいかった。
 はるかが主人公のこと「兄様(にいさま)」って呼んでんですが全く妹萌えしなかった。ってゆーか「にいさま」って言うな。白雪か、お前は。

 笑い
 良かったと思います。
ボケとツッコミのわかりやすいノリで攻めてくる笑い。パロはほとんどないですが、稀にメタ発言してたのが苦笑い。
 ちなみに、「ひくわー。」はメインヒロイン・歩の口癖。
natsuyume4res

 音楽
 OP,BGM,cv いずれも良し。中でもKOTOKOが唄うOP「bumpy-jumpy!」は秀逸。夏の明るさ、ゲームが内包する暗さ、EDに向けての疾走感が唄われています。
 歌はそこまで出来ていたのに肝心の物語の方がそれに追いつけなかった点が実に悔やまれます;
 cv安玖深音を筆頭に声優陣も良かったのですが、音声バランスが最悪。人物間にとどまらず、同一人物でも声のトーン差が大きすぎて、音量調節しきれませんでした。もったいない。

 総 評
 アイデア発想>>シナリオ構成なゲーム。
『11eyes』に近いものを感じますが、あれはシナリオよりも文章力の問題でしたか。
 歩√が感動EDなのは認めます。しかし、そこに持って行きたいが為に他の個別を無理やり取ってつけた感がありありと判ってしまうのは興ざめ。
 人によっては、途中で「ワケわかんね。」といって投げ出されてしまう可能性も考えるべきでしたかね。
 とはいえ、比較的おもしろかったですしちょっと推理したりもできて楽しめたのも事実。
 そんなわけでギリギリ良作という所。オススメするほどでもないですかね。
 あと、学園から物語は始まりますけど、主人公含め登場人物の殆どが不登校なので学園モノというジャンルではないことは注意しといてください(笑゛






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