『真剣で私に恋しなさい!』

――(2012/12/1 追記) ――
 『真剣恋!S』プレイ終了につき、部分的に修正。
―― ―― ―― ―― ――

お待たせしました(各方面へ
『マジ恋』、やっと全攻略したのでレビュー書きます。

 ところで、このゲームのタイトルの最後につく「!」っていくつが正しいんでしょ?
パッケージとかは「!!」なんですが、マウスオーバー表示のタイトルとかは「!」なんスよ;

 ま、どっちでもいっか (・ワ・)



 『真剣で私に恋しなさい!』
 製作は‘みなとそふと
 2009年8月発売。
 体験版プレイ時の感想はこちら
 

あらすじ
 子供の頃から仲のいい7人組。男4人と女3人。
全員集まれば無敵の仲間たち。全員集まれば俺たちに出来ないことはない。
 誰一人欠くことのできないファミリーに、ひさしぶりに新しい仲間が2人加わる。
 遊んで、喧嘩して、騒いで、走って、飛んで、楽しんで。
仲間が9人になっても俺たちの勢いは止まることなく、むしろ加速していく。
 全員集まれば無敵の仲間たち。
明日に向かって、夢に向かって、みんなで一つ。勇往邁進。

 戦国ランスの上杉謙信を見た製作者が「武士娘はいける!」と確信して送り出した「ヒロイン全員武士娘」ゲーム。

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ◎20点 さすがタカヒロ
 イラスト(/25) ◎20点 ちょっとクドイ画面効果も
 システム(/15) ◎13点 これが噂の戯画エンジン 
 その他(/各7) 長さ5 エロ4 萌え6 笑い7 音楽7

 総合 82点


 ストーリー
メインヒロインは5人。これにサブルート6人分プラスグランドエンド(竜舌蘭ルート)。

<川神百代> cv.神代岬
武道の総本山「川神院」の跡取り娘にして、早くも地上最強と名高い。
空を飛ぶ、瞬間回復をする、エネルギー弾を放つ、音速で走るなど、強いというかチート的存在。主人公・大和の姉貴分であり、仲間内で一人だけ1コ年上。
声がなぜか『Fate/stay night』のライダーにそっくり。


<川神一子> cv.青山ゆかり
あだ名はワン子。百代の妹(ただし一子は養女。)
おバカで元気でかわいらしい小動物的印象から、仲間内でもクラスでもマスコット扱い。だが、その努力の才能と夢への直向きさは本物。また、それゆえに、ワン子に隠れて好意を寄せるものは多い。
彼女の声がヨドバシカメラのCMで聞こえてもソレは空耳。


<椎名京> cv.海原エレナ
小学校の頃いじめられっこだったが、大和たちの仲間となることで救われる。
そして大和を溺愛する。そりゃもー、ずぶずぶに溺愛する。
仲間以外には基本無関心で、干渉されることも嫌う。
声がなぜかシスタープリンセスの白雪に聞こえても仕方がない。


<風間翔一> cv.富士爆発
大和たちのグループのリーダー。あだ名はキャップ。
風のような存在で、将来の夢は冒険家。今でもよくふらっとどこかに行く癖がある。
クラス女子に限らず、校内女子からの人気は高いが、本人はそんなことに一切興味なし。
某8話で死んだアニキの声によく似ている。ドリルとか寝言で言うし。


<島津岳人> cv.ボブ松沼
筋肉担当。日々、モテようとアタックを続けるが一度として成功なし。
面倒見がいいので、後輩ウケは悪くないはずだが、年下は眼中にない模様。
いつもバカばっかやってるが、ここぞという時男をあげてくれる男の中の男。
もう、声については触れたくない。草かんむりの人、とだけ。


<師岡卓也> cv.真狩千平
ゲームとかアニメとかに詳しい、ってかオタク。あだ名はモロ。
一般的なレベルでも身体的に劣るが、仲間への想いは本物。みんなのツッコミ役。よく岳人とセットで京の危険な妄想のおかずにされる。
声が種に負けた種死・主人公の声に似てる気がします。


<クリスティアーネ・フリードリヒ> cv.三咲里奈
新しく仲間入りした内の1人。ドイツからの留学生。KY。
騎士道、武士道にあこがれて育ち、典型的に日本を勘違いしてる面白困った外国人。育ちからくるお嬢気質と愚なまでの真っ直ぐさは、格好のいじられポジ。
声がなぜかヤッターマン2号に聞こえても、子供には見せられないよ!


<黛由紀江> cv.九条信乃
同じく新入り。みんなより1コ年下。あだ名はまゆっち。
石川から出てきた北陸剣術娘。人と話すことが苦手で、笑ってるつもりでも顔が引きつる、すぐに携帯のストラップと会話し始めるなどの原因から友達がいなかった。目標は友達100人作ること。お尻がけしからん。
友永朱音さんや伊藤静さんとすごく仲のいい人が声をしています。詳しくは禁則事項


 この8人に主人公・直江大和を加えたのが風間ファミリー。
廃ビルに構えた秘密基地にいつもたむろしてます。
 全員がいいキャラしていて、まさしく誰一人欠くことのできないファミリーです。
そして、そのことをお互いが認識しあっているからこそ、仲間やファミリーの一大事には必死で立ち向かおうとします。

 ガチでその展開になるのが、主に京とガクトとモロのルート。
特に京√でのクリスガクト√でのモロモロ√での大和以外のメンバーのアツさは最高!
(ネタバレ飯店)
 ・秘密基地でクリスが京にビンタをくれるシーン
 ・・ガクトを弄ぶチカリンにモロがぶちぎれるシーン
 ・修学旅行を蹴ったモロにみんなが河原で声をかけるシーン
どれも痺れました。

 敵味方に分かれてしまう乱戦展開になるのが、百代とまゆっちのルート。
百代√の川神大戦。あの挿入歌のタイミングとあの登場キャラには、タカヒロ(シナリオライター)の悪意を感じずにはいられません。どうやったらテンション上がらんで済むってんだよ!?
まゆっち√は、百代√の前にやっとく必要があるナンバー1でしょう。
しっかし、数あるルートの中でも、主人公が特に何もしていないルートナンバー2に輝きます。

 残る3つのうち、クリス√「クリスのかわいさで押し切ろうとしたネタ満載のルートだが、かわいいは正義だからまかり通ってしまうのだ、絶対にだ」ルート。
 親父がシャアとか、その時点でネタでしかない。

 キャップ√は、話そのものはいい話ですが逆境にぶつかったときに、立ち上がるまでの苦悩をもっと念入りに描けていれば、、まだまだよくなったんじゃないかなーと思うだけに残念。

 最後に、ワン子√
ずばり、大和さんが何もしていないルートナンバー1でしょう。
 ストーリー自体は、全シナリオ中最もギャルゲーらしく、またワン子の努力、立ち直り、百代との姉妹愛など、見所も満載なのですが、いかんせん、主人公が空気すぎて萎える。
 本ッッッ当に、ワン子もワン子シナリオも大好きなんですが・・・・大和さんが。。。

 その他のオマケルートは、ホントにおまけ程度。
ってか、梅先生とかはない方がよかったんじゃないだろうか。ちょっと適等すぎて・・・

 で、すべてのEDのあとには、グランドエンドへの竜舌蘭ルートが。

〜竜舌蘭√〜


最高の疾走感!!!

 たぶん2時間ぐらいでプレイしましたが、その間余所見とか一切せずに読みきってしまいました。
これまでのプレイで出会ったキャラの個性が見事に活かされた、フィナーレにふさわしいシナリオに乾杯。
 ここぞで魅せてくれた主人公・大和に乾杯。
 やっぱり美味しい所はもっていくのか九鬼英雄に乾杯!
 そして、漢!島津岳人に最大の賛辞を!!!!


〜全体を通して〜
 恋愛モノとしてなら評価は、中の下。
 戦闘モノとしてなら評価は、下の中。
 青春モノとしてなら評価は、上の極上。
そこんとこ、楽しんでください。
 また、50人を越えるキャラクターが登場しますが、どのキャラもいい味を出しており、巧くさばききれています。このあたりは、さすがのタカヒロ。
 ただし、主要メンバーのキャラクターについて言えば、やはり『つよきす』の壁は越えられませんでした。(少なくとも前作『君ある』はさっくり越えていますが。)
 とゆーことで、総合的にみて『つよきす』と同じ20点。


 イラスト
 上のストーリーの項で尺をとりすぎたので「巻き」でいきます;

 イラストは正直、かなりいい
 『つよきす』とか『君ある』があんましだったので、期待していなかったのですが、今回のはかなりデキます。
 特に1枚絵。躍動感、人物の感情、かなりの臨場感とともに描かれています。
立ち絵の塗りがベタ塗りだったのは初めこそ気になりましたが、プレイしだすと全く気になりませんでしたね。
 一方で、花火や水しぶきが演出効果として挿し込まれるのですが、自信作かなにか知りませんが繰り返し使われすぎて冷めます。「もっと見てくれ〜」っていう製作側の意図が丸見えすぎて。
 またCG枚数もちょっと少なかった。
とゆーか、もっと使うべき場所があったはず。この話のボリュームが多いのだから、他のゲームと同じ程度で済むはずがないだろ、ってゆー。特に、戦闘シーンは立ち絵をくるくる回して誤魔化すのではなく、もっとイラストを挿しいれて盛り上げてもらいたかったです。
 それでも◎にとどまれてるのは、やはり活き活きした1枚絵がかなりひつじのツボに入ったから。


 システム
 体験版と大きく変わったところはない・・・と思います。
操作しやすいです。キーボードの方もオケ。
 ちょっと、右サイドバーでのセーブ番号の移動(1〜100,オートが20)が面倒くさかったということぐらい。
 ルート選択は基本、「どこ行く」システム。
たまに、狙いのヒロインを選ぼうとしたら予期せぬあアクシデントが起こったりします。特に痛くも痒くもないんですが;
 あと、チュートリアルが見るたびにちょっとした演出が加えられたり、ゲーム終了時に登場人物たちの会話が楽しめたりと細かい所に気合をいれているのが、このゲーム「らしさ」が出てて非常にGOOD!!


 その他
 長さ
35時間。
長い。台詞を全部とばさず聞いてたってのもありますが。
ただ、まったく長くは感じません。引き込まれます。
(ま、流石にオープニングまでで4時間以上消費されたときは、ちょっと焦りましたがw)

 エロ
 基本メインヒロインに3H、サブに1H。
量としては普通、ですかね。ただ、メイン全員にフェラがあるのは、何気にスゴイと思いました。
 また、女の子たちは普段から魅力を感じる所があり、中々にエロスでした。個人的にまゆっちの尻に1票。

 萌え(燃え)
 ワン子とクリスの馬鹿可愛さに萌え。
呼ばれたりテンション上がったりするとホントにワンコになってしまうワン子とか、「バーカ。大和バーカ。」「欲しいんだ。欲しいんだ。欲しいんだ〜。」とお嬢っぽい馬鹿を見せるクリスの駄目可愛さはどう考えても反則ハァハァ。あと、モロ。
 燃えでも、各キャラひけをとらずアツかったです。

 笑い
 タカヒロの全力。
個性的なキャラメイキングとリズミカルな掛け合い、さらにパロディ満載のネタ仕込みはスゴすぎます。
 ネタの8割以上が声優関係で水物感がかなりありますが、それを差っぴいてもボケとツッコミの間合いは小気味よくておもしろいことこの上なし。
 ここまで日常会話を、違和感なくおもしろく描けるセンスって、この業界でも中々いないんじゃないでしょうか。(田中ロミオとかが近いのかも。)
 
 音楽
 もうこれに満点をあげなかったら可哀想(^^;
「声優のギャラで家が建つ」とまで噂される超豪華キャスト。
 ゴールデンタイムアニメでバリバリに数十年活躍されてきたあの人や、洋画吹き替えでハリウッドスターたちに声を当ててる方、ってか緒方恵美さんナニしてんすかwww出てること以上に、名義そのまんまで出演してることがサプライズ。
 声については前評判どおり、豪華絢爛壮絶圧巻。腹十二分に満足させてもらいました。
 音楽ではKOTOKO、氷青、きただにひろしがボーカルを担当。いずれも良いです。とくにダニーの曲「武士(もののふ)」。作中での使われ方と相まって最高。・・・なんですが、どうしてだろう、この曲を聴くと思い出すのが、百代でも大和でもなく乙女さんなのは;
 BGMも「武士娘」というテーマに併せて作っており、結構よかったです。特に、燃える系がよくできてたかな。


 総 評
 声優の豪華さと頑張りが半端ないゲーム。
このゲームの何処に満足したかと聞かれれば、やはりそこに帰着しました。
もちろん竜舌蘭ルートや京ルートなど、いいシナリオもありましたが、最大のウリはそれかと。
 予想を超えるおもしろさ・・・には至りませんでしたが、相当な重圧の中、「予想通りのおもしろさ」レベルのゲームを作ってきたのは存分に評価されるべき。
 前にも書きましたが、水物ネタと声優ネタが多いのでプレイするなら今年中、しかもそこそこアニメ・ゲームに詳しいことが大事だと思うので、ややプレイヤーを選ぶ傾向があります。
 とゆーことで、(良作<)秀作(<名作)ですが、オススメは一部限定、というオチで。

 ちなみにひつじはこのゲーム、めっちゃ好きです。



コメント
やっと感想*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*

いや、声(優)フェチにはタマランゲームでしたな。みなとそふとのHPではいまだに"カウントアップ"ボイスなるものが聞けたりと、製作者サイドがどれだけ入れ込んでたかよく分かる作品だったと思います。西尾維新風に言うなら「200%趣味で作られたゲームです。」

ちなみにひつじさん、プレミアムや高貴なる此方にはあまり触れてくれないのですね。

あと、リュウゼツランの最後の最後にデレた源さんこそ真のヒロインだと明言しておきたかったり。
  • 第三部長
  • 2009/09/23 9:27 PM
>第三部長さん

jugemのバグで消されたので再レス。

・過去作品からもアニメ界からも、まさに総出演!という感じでスゴかったですね。本当にアニメ化しにくそうですがww

・プレミアムな武蔵小杉はcv松田理沙、いとやんごとなき不死川心はcvみずはす。ということで、もちろん大好きなんですが、このゲームはサブキャラを取り上げていくとキリが無いので、泣く泣くノータッチです;また、機会があれば、サブキャラについての感想とかもあるかも?

・源さん・・・さすがアーチャー。
  • ひつじ
  • 2009/10/02 2:09 AM
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