『鬼うた。』

 ある日、某府内のラーメン屋にて。

w先輩「研究が忙しくてさ・・・生きてる心地がしないんだよ。。。」

ひつじ「最近はゲームもしてないんですか?」

w先輩「リトバス以来やってないなー。でも、もうすぐ発売の『鬼うた。』は予約した。
     あれは楽しみやわー。」

ひつじ「wさん、wさん。」

w先輩「?」

ひつじ「あれは地雷ですよ・・・恐れながら。。。」

w先輩「・・・お前はどうしてそうやって俺から生きる希望を奪おうとするんだ・・・」

 てな感じのやり取りを経て、半ば責任とりみたいな形でプレイしました。
130cm新作『鬼うた。』。
 「地雷を踏む。」とゆーよりかは、「モーションセンサー爆弾を殴りに行く。」ぐらいの気持ちで特攻です。




『鬼うた。』
製作は‘130cm
2009年6月発売。

あらすじ
 古くから続く、詩乃塚神社の息子・美作秋人は、ある意味で幸せ、別の見方では大いに不幸な少年だった。
 幸せなのは、2人の美人な先輩と毎朝一緒に登校して、お昼も一緒に食べれるから。
 不幸なのは、その2人の内の1人が家事も勉強も人間的にもポンコツな超ブラコン姉(小春)で、もう一人が日夜内外問わず秋人をストーキングするかなり困った先輩(綾子)だから。
 2人に挟まれた不思議な空間は、周りの人間を遠ざけ、自然と秋人に友人は少なかった。
それでも!と思い、新学期からは友達つくりに励もうと思っていた始業式の前夜・・・
 賽銭泥棒を見つけた秋人は、捕まえようと追いかけたものの、泥棒に刺されてバタリ。
 ・・・死にそうな秋人を救ったのは、1人の鬼だった。
名を姫歌(ひめか)という、詩乃塚神社に祀られていたその小さな鬼は秋人に生命力を分け与えた。。。
 まではいいのだが、力を使いすぎた姫歌は秋人の家に転がりこみ、面倒を見ろと言い出した。
姫歌がトコトン秋人に甘えるのにやきもちを焼いた小春はブラコン速度が加速して、ここに秋人をめぐる「駄々甘え合戦」が始まった。

 黒髪ヤンデレAVG。
ゲームタイトル「鬼うた。」はサブタイ「鬼が来たりて、甘えさせろとのたもうた。」の略。(『かのこん』とよく似たネーミング。)

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○13点  小春√の割り切りは好き
 イラスト(/25) △9点 背景は中学生が描いてます
 システム(/15) ×4点 いろいろ使いにくい 
 その他(/各7) 長さ2 エロ2 萌え1 笑い4 音楽4

 総合 39点


 ストーリー
・前半(始まり〜詩乃塚神社祭まで)
 小春のポンコツっぷりや、姫歌のロリロリしさ、綾子の変態度を前面に押し出したラブコメ。
・後半(祭り後〜エンディングまで)
 姫歌が壊れだし、綾子が自殺する欝展開。

 気持ちッいい!程の急落っぷりストーリーです。物語の空気が総入れ替えされたようにも感じれます。
 当然、後半の欝部分がこのゲームのメインパートなんですが、そこに繋ごうとする製作側の意識が性急過ぎたように思います。
 そもそもが鬼とか神とかいうファンタジー要素を含んでいるので、ある程度の寛容さをもってプレイするのは当然なのですが、やはり登場人物たちの超常現象に対する理解力の高さとゆーか、異常な事態の受け入れがスムーズすぎるとゆーか;そーゆー所で違和感を抱かずにはいられないですね。結果、プレイヤーの方が追いつかなくなるとゆー図式・・・
 また、登場人物を少なく絞ったわりにはキャラ立ちが弱く、超ブラコン姉の小春以外は一発ネタ的な設定だったように思います。もう少しキャラ設定を物語に食い込ませる事が出来ていれば、一層活き活きとしたであろうキャラも多いだけに残念です。
 後半の展開については、まぁ妥当な展開といえなくもないですね。ありかなしかでいえば、ありです。(綾子センパイの設定はなしだと思うが;)
 全部で3つのEDがありますが、基本的にどれも病んでいます。
なかでも、小春EDの病みっぷりは凄まじく、壊れに壊れた小春に拉致監禁逆レイプされた挙句、主人公もその狂気にライドオンしていく・・・という、まさに「ジーク!ヤンデレ!!」なED。
 感動モノや大団円EDが好きな方は、こういったEDを嫌うかもしれませんが、むしろ変に逃げ道を残さず(感動モノに迎合せず)、思い切って面舵いっぱい「病みED」に進むこのシナリオは、気持ちが良くて(?)いいです。
 他の2EDは感動要素を取り入れており、こっちも悪くはなくそれなりに頑張った感のあるEDではありますが、やはり小春EDの突き抜けようには敵わないですね。


 イラスト
 パースの狂い方の凄まじさについて。
背景の道路標識とか、下駄箱とかが余裕で5メートルを越す高さになってしまう遠近画法になっていますww
 さらに、失敗絵の典型→指がおかしいww
さすがに指が6本あるとかはなかったのですが、親指と小指が同じ長さでリバーシブルなお手てになっていたり、骨折でもせん限り曲がらん方向に曲がっていたりと、気にしだすとキリがないので途中で諦めましたw
 あと、あんまり萌えん。(←これ重要。
バナーとかパケの絵はかわいいんですけどね・・・どうも実際のプレイ画面見てみるとってゆー;


 システム
 標準画面サイズが1280×740と特殊なのが災いして、フルスクリーン時にはアス比が崩壊。
画面サイズをグリグリ弄らん事には、ろくにプレイもできない始末に。 しかも、無事動作するようになっても、ドットの荒れが目立つ絵になります。
 音声バランスもまちまちで、キャラごとの声の大きさ、BGMごとの大きさがかなり異なるため、不快を極めました。
 また、右クリックを初め、操作についても扱いにくく、且つ自由設定不可、とゆーことで、もう。。。


 その他
 長さ
約10時間。
かなり短い。姫歌ED→小春ED→かみさまのつくりかたEDという流れですが、、、どう考えてもあと2EDは消化できます;

 エロ
 そもそもHシーンが少ない。本番まで含んでるのは4回。
シーン回想には、かなりの種類あるように表示されますが、その殆どがフェラとか一人エッチとか。
 しかも、4回しかないHもエロくないとゆー・・・

 萌え
 ひつじは姉キャラが嫌いです。
 ひつじはロリコンではありません。
 ↓
 このゲームに萌え要素はありません。

 笑い
 前半のラブコメ展開で笑っておかないと、祭り以降に笑うところはありません。
唄がテーマのゲームだからか、著作権をネタにしてたのが結構多かったですね。

 音楽
 Ritaさんの歌声を聴く為に『鬼うた。』を買ったんだ。。。
鬱展開に愕然とし、そう自分に言い聞かせているプレイヤーも多いはず。
 テーマソング『紅の空』は実にいい曲。作中では、姫歌が子守唄をバンド用に編曲した曲という設定で唄ってますが、この和テイストとバンドミュージックのリズミカルさがよく噛み合ったいい仕上がりになっています。
 そのわりに4点しかないのはBGMとかのせい。


 総 評
 「ビバ!黒髪!!ジーク!ヤンデレ!!」なゲーム。
そうでない人にはオススメしません。
 といっても、フルコンプしても10時間程度で済むので、ふいにヤンデレ要素を求めたくなったらやってみるのも一興やもしれません。
 なんにしても、『紅の空』(Rita)は1回聞いといて下さい。

 ところで、夏コミ行ってる間にこの『鬼うた。』のすぴんおふの製作が決定したみたいです。
こんだけ、ボロッカスにレビューしておきながら、いざ続編やらファンディスクやらスピンオフやらが出るとなると、またやりたくなるのはゲーマーの性ってやつスかね。。。


コメント
OPの為に買うとか、どこぞの神剣FDだな。
それにしても、カノギのFDは切ったのに、これのFDやら出すのが不思議なもんだ。
後お口直しにはコンチェルトノートをオススメしとくよ。最近やったが良ゲーでした。
  • 2009/08/27 11:33 PM
うお、なんかミスってる。
上のコメ俺です。
  • 土地
  • 2009/08/28 8:20 AM
>土地さん

・『聖なるかな』のFDですか?あれは一瞥してやめましたねwアセリアのエクスパンションはやりましたが。
・『彼女たちの流儀』FDが出なかった理由はわかりませんが、『鬼うた。』のFDを出す理由は、多分純粋に製作側がこのゲームとキャラを愛してるからでしょうね。スタッフブログ見てると伝わってきます。痛いぐらいに、かなりw
・コンチェルトノート。覚えときます。積みゲ優先順位第3位ぐらいで(^^;
  • ひつじ
  • 2009/08/29 12:15 AM
>土地さん

ブログのコメについてですが、投稿確認画面(4ケタの数字打ち込む画面)に進んでから一度「戻る」を行ってしまうと、自動的に投稿者名が空欄になってしまうようなので、留意してもらえれば。
いや、まぁそれが原因かどうかはわかりませんが;
  • ひつじ
  • 2009/08/29 12:18 AM
っケータイ刑事尾瀬道櫻子の事件簿
  • 倉印
  • 2011/09/14 9:26 AM
>倉印 さん
しかと受け止めたし。
積みゲ山に積み上げときます←マテ
  • ひつじ
  • 2011/09/16 8:00 PM
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