『Never7 -the end of infinty-』

 久しぶりに、「フー、やりきったったZE!HOO!!」とゆー満足感を得たゲームです。

 

 『Never7 -the end of infinty-』
製作は‘KID’ (ただし、現運営はサイバーフロント
2000年3月第一作発売。このときのタイトルは『infinity』。
 本作は、その完結編として補完シナリオなどを追加し、後年発売されたもの。
 (このあたりの変遷については
wiki参照

あらすじ
 4月1日から1週間のゼミ合宿初日、石原誠は絶望的な夢を見て目覚めた。
それは、「5日後の4月6日に誰かが死ぬ」という内容だった。
 それが誰ともわからないし、何処でとも、何故ともわからない。そもそも、その夢の意味すら分からない。漠然とした不安が付きまとう中、誠はゼミの仲間たちと1週間をすごし始める。
 ・・・そして、運命の日。4月6日。
 悪夢は現実となった。
 誠は、最も大切な人を失い、そして誠自身も意識を失った。
次に目が覚めたとき、誠は驚愕した。
 なぜなら、そこは5日前、4月1日の世界だったから・・・

今年3月にはPSPでリメイクされた人気作品。
※ 本レビューは、PS2版SuperLite2000シリーズでプレイした感想をもとに起こしました。

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○16点  シナリオ毎にかなり高低が
 イラスト(/25) ○19点 枚数さえ多ければ 
 システム(/15) ○12点  難度がパネェ
 その他(/各7) 長さ1 エロ4 萌え4 笑い3 音楽5

 総合 64点


 ストーリー
 いわゆるループもの。4月1日→6日の6日間を(Lassの『3days』のように)、無限ループしているという設定。(「決して訪れない7日」とゆーことで「Never7」らしいです。)
 1回目の4月6日に「必ず誰かが死」に、そして2回目の4月6日にはそのことが起こらないように主人公が奔走する、というのが全ヒロイン共通のシナリオです。
 ですので、各ヒロインが抱える問題にこそ差異はあれども、シナリオ展開は同じで、かつ発生するイベントなどもほぼ同パターンなので、必然的にプレイしていて飽きてきます。
 1ヒロインにつき、1ループするワケですから同じイベントが2回。これが5ヒロインいるわけだから、同じイベントを最大10回見ないといけない、というのはかなり苦痛でしたね。
 また、優香ルートといづみルートで物語が概ね完結してしまえる点も残念でした。「頑張って全員攻略したのに・・・(:;」ってゆーw いずみキュアでは本当に、クローンの話と沙紀の存在は空気でしたからね;
 しかし、物語自体が粗悪なワケでは決してなく、なかなかよく纏められた話だったと思います。物語の起こりから発展、さらに二転三転と遂げ、そしてグランドEDへ。ありがちな「大どんでん返しの結末!」という手法を蹴っ飛ばした、丁寧な組上げに拍手です。
 また、遙、くるみ、沙紀の3ヒロインもシナリオこそ見劣りはするものの、攻略前は「嫌いorどーでもえーわ」と思っていたのに関わらず、クリア時には「俺の嫁。」状態にまで昇華させられてしまう程、キャラへの引き込みが強いテキストでもありました。
 あとは、この『Never7』という世界の解釈を最終的にはプレイヤーに放り投げてしまった最後の一手は、余計だったかな、どうだろうか、と今悩んでいる最中だったりします。少なくとも、キュレイシンドロームと無限ループの連結までは高評価確定なのですが、「真実よりも信じることが大事。」という言葉を無敵カードにしてしまったのは・・・どうなんだろう?「信じること」と「妄想実現」が揃ってしまえば、シュレディンガーの猫の存在確率が望みのままに操れることになって、結局、くるみの傷や遙の存在、鈴、さらにはトランプの10の24乗までも、何が真実なのか物語中で問う必要が無くなるワケですからね。う〜ん。

 たまには、こーゆーEDもアリとは思いますが、スカっとしたEDを希望する人にはあわないでしょうね;


 イラスト
 少女漫画チックな線と目の描き方が特徴的。
『DUEL SAVIOR』に引き続き、こちらもなかなかクセのある人物絵です。そして、見る者をひきつける力があります。
 特に構図が優れており、人物の存在感や雰囲気を構図で醸し出すことに成功しています。
 これは、作中で使用されるCGよりも、クリア後のオマケとして公開されるCG集に顕著で、集合画でも単体画でも物語性漂う1枚1枚の仕上がりに感嘆します。
 ただ、それだけに、それらのCGが作中に用いられなかったことが残念で仕方ありません。
ストーリーで回収できるCGは100枚弱と、テキスト比でかなり少なめ。
 CG多けりゃいいってもんでもありませんが、オマケとして眠らせておくぐらいなら、もう少し活用してあげた方が良かったのではないかと思いました。


 システム(ただし、PS2 SuperLite2000版)
 操作性は特に問題なし。シーンスキップは欲しかったかな。
右手or 左手の片手でもプレイできるようにボタンが割り振られていて、かなり快適でした。
 攻略については、いづみシナリオが最後まで解放されませんが、常考いちばん最後に攻略するので問題なし。
 そんなことより、難易度に問題あり。
めちゃくちゃムズい!!
 シナリオ当り70〜80個の選択肢が存在して、もう多すぎてどれが分岐なのか分かりません。え、いつの間にフラグ立ったんですか!?ってゆーことは頻発ww もう検証不可能!
 いづみシナリオが一発で攻略できたのは、どう考えても奇跡としか思えません。ギャルゲの神様ありがとうございます(:; 
 最近のエロゲが、ノベル化してることには日々物足りなさを感じていますが、本作の難易度は半端なかったです。CLANNADで言うところの「右へ飛ぶ」的な選択肢がわんさかわんさか・・・


 その他
 長さ
久々の60時間超え 堯福Д゜;)
 普通に文章量が多いのに加えて、半端ない難易度。
そしてシーンスキップシステムの未搭載(仮にあっても、選択肢が多いから意味無いか・・・)
 およそ3ヶ月。。。じっくり遊ばせていただきましたお(笑;

 エロ
 全年齢対象で、えちぃシーンとかほぼ無いのですが、なにやら沙紀といづみさんがエノかった模様。とりわけいづみさん。
 ちょwwwプールに落ちるとかwwwヒキヨウなりよwwww

 萌え
 あからさまなMMQ的な萌え要素はありません。
ストーリーでも書きましたが、ヒロイン攻略中に知らず知らずの間にテキストに洗脳されて、ヒロイン全嫁。状態に陥っています。そうなったらもう負けです。・・・いや、勝ちか?

 笑い
 雰囲気を壊さない程度にあってよかったです。
爆笑することも、何度かあったような気はします(如何せん3ヶ月プレイしてるので記憶が;)が、基本そんなにおもしろいワケではありません。
 まぁ、サスペンスですからね。

 音楽
 BGMがホントにBGM。
全く耳に残っていません。作中流れていたことは覚えているのですが・・・
 まぁ、BGMとしてはオッケーなんでしょう、そーゆー目的でつくったなら。
 OPは曲のみ、EDは川上とも子さん。。。どろり濃厚ピーチ味な人ですね。
そう。この川上とも子さんを筆頭にcvがすごかったのです。
 他は、山崎和佳奈さん、井上喜久子さん、松岡由貴さんというラインナップ。(順に『名探偵コナン』毛利蘭など、『涼宮ハルヒ』鶴屋さんなど、『ああっ 女神さまっ』ベルダンディーなど)
 なかでも、松岡由貴さんがヤバかった。
まさか、遙とくるみの二役やってたとわ・・・これは、遙がくるみのクローン体であることに絡めた、ニクい演出でしたね。エンドロール見てビビりました^^; んー、名演。


 総 評
 途中で諦めないで欲しい、最後まで辿り着いたならたぶん感動するゲーム。
・・・断定はしない。理由はストーリーの項目参照。
 いづみルートでの謎解きの為の伏線、、、むしろ前フリでしかないルートの攻略は苦かもしれません。ですが、自力で完結できたなら、かなり満足。
 ストーリーを追うだけなら、攻略チャート等を参考にされることをオススメします。
それでも、そこそこ時間はかかると思いますが;

とゆーわけで、未プレイの方には取り立ててオススメもしませんが、もしプレイ中の方がいたら、全力でこう言いたい。

「がんばれ!超がんばれ!!」

そしてあわよくば、折り紙「沖縄サミット」の折り方を教えて欲しい・・・



追伸 そーいえば、ハルヒのエンドレスエイトって、この「Never7」から来てるんじゃなかろーか。たまたま?

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