『キラ☆キラ』


  最近、電子マネーEdyの使いやすさに気づいた管理人がお届けする最近やったゲームです。


 『キラ☆キラ』
製作は‘OVERDRIVE
2007年11月発売。

あらすじ

 テニスをあきらめ、彼女にふられ、バイト先では客に殴られ・・・ローテンションな日々を送っていた前島鹿之助にロックな転機が訪れる。
 ふとしたきっかけで招待されたライブハウス。しかし、そこで演奏していたインディーズバンドの演奏が前島鹿之助の人生を大きく変えることになった。不覚にも演奏と会場に心を震わされた鹿之助同様、一緒にライブに行っていた椎野きらりも強く感動を受けていた。そして、なんと自分たちも文化祭でライブをやろうと言い出したのだ。
 鹿之助、きらりに、鹿之助の幼馴染・石動千絵ときらりの親友・樫原紗理奈を加え、廃部の決まっていた「第二文芸部」は新たに「第二文芸部バンド」として動き出す。
 バンド楽器なんてまともに触ったこともない面々。そもそもロックって?パンクって??
頭の上に?マークを躍らせながら「第二文芸部」は走り出す。文化祭ライブを最高にアツイ舞台にするために!

 OVERDRIVE 2作目であり、シナリオライター瀬戸口廉也の引退作。ジャンルは青春恋愛ロックンロールノベル。


先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ◎21点 後半はひきこまれる
 イラスト(/25) ○14点  グリグリの人
 システム(/15) ○11点  何の因果かまた全画面テキストw
 その他(/各7) 長さ6 エロ3 燃え4 笑い3 音楽7

 総合 69点


 ストーリー
 大きく分けて3部仕立てのストーリー構成になっています。第二文芸部バンド立ち上げ〜文化祭ライブ編、全国ツアー編、2学期〜将来編。
 プレイし初めは、文化祭ライブが物語の終点だと思ってたんで、それ以降の展開にはかなりびっくりさせられました。まさか全国に飛び出すとわ;
 そんな感じで、軽快なBGMに乗せて話もテンポよく進むので、読んでいてとても爽快な青春群像劇です。。。前半は。
 後半、2学期に入ってからが、またびっくり。
 主人公含め、バンドの面々はそれぞれの家庭の問題に直面することになるのですが、これが重い。しかも、登場人物の心理の描き出し方が巧みなもんだから、プレイしてて結構沈んでいきます。前半のあのバカ楽しさはどこへ行ったのやら。
 けれども、最終的には綺麗な形でEDまでもって行くので、プレイ後の感想としては気持ち良いです。
 各EDについて書くと、
・紗理奈ED
 「金持ちの親(今回は祖父。)vs ヒロインと主人公」というよくある構図でしたが、その結末は予想してませんでした。マンネリではない展開に賞賛。
 ただし、さらに1歩踏み進んで、主人公が成長してから紗理奈を迎えにいく1シーンをEDカットとして欲しかった。

・千絵姉ED
 唯一、卒業式ライブが見られるED。これだけで十分価値あり。
あとは、引用・内田Y也の「ロックンローーール!」もアツかったw

・きらりED1
 類稀なる鬱展開に呆然。ただし、鬱EDではない。
むしろ、これがTrueEDかもしれない。夢と青春の前半、現実と人生の後半をもっとも色濃く描ききれた良質のルート。

・きらりED2
 全シナリオ回収後に入れるということで、位置づけとしてはTrueEDか。ただし、こちらもそこそこ鬱展開。
 評価では、不必要との声もあるが、きらりED1のアンチテーゼとして不可欠と思う。

という感じです。
どのシナリオが1番かと聞かれても、バランスよくできていて難しいです。とりあえず、きらりED2でないことは確かですwww
あえて選ぶとするなら、やはりきらりED1でしょうか。ラストの台詞に痺れましたね。これは、もう・・・(泣


 命をかけて演奏します。


 この、くそったれな世界に、精一杯の愛をこめて。
 


 イラスト
 特徴のある絵。デジタル処理が目立ち、ややのっぺりした印象を受けます。
ひつじ的にはあまり好きではありません。
 また、枚数についてもイベントCG、差分CGともに少なく、立ち絵のバリエーションも多いとはいえないのが残念です。まさか、テキストではフェラしてるのにCGでお預け喰らわされることになろうとは思ってなかったので、結構凹みました・・・orz
 ライブの時などは、曲にあわせて1枚絵を切り替えたり照明の色を変えたりする演出を見せてくれましたが、あれも何回も同じパターンを見せられては飽きるので、もう少し凝ってみて欲しかったです。
 一方で、バンドのメンバーが揃って描かれたCGの構成、キャラの活き活きした表情などは素晴らしく、もっと見たい!と思わせるいい絵でした。この絵を単体キャラのCGでも見せてほしかったですね。


 システム
 全画面テキスト。またですよ笑゛
ただし、今回はこれに関しては減点してません。正味、あの文章量ならしょうがないかなとゆー感じです。
 むしろ、クイックセーブがなかったことと、ライブシーンをスキップできないことが痛かったです。
AXLのシナリオスキップに慣れてしまっているせいか、最近ではいちいち文章スキップに付き合わないといけないのも面倒くさかったりするのに加え、ライブの曲挿入シーンで毎回強制的に曲を聞かされてしかもスキップまで解除されるので大変イヤでした。
 難易度は、もっとも良いレベルでした。どの選択肢を選べばいいのか、何度か挑戦しなければいけないぐらいが好きです。
 ・・・まぁ、それだけに繰り返し聞かされるライブは面倒だったのですが;


 その他
 長さ
 16時間。共通は5時間くらいだったかと。
ほどよい長さでした。テンポに乗せる前半と、文章に引き込む後半のどちらも飽きずにプレイできると思います。
 ただ、やっぱり紗理奈ルートはもう一歩欲しかったです。

 エロ
 ヒロイン3人×2回ずつ+オマケ1回で、計7H。(←そんな単位あんのか ;)
基本的にそんなエノくないです。あっさりしてますし、特殊な感じもないです。
 正直、これは物足りないです。オマケHみたいなアソビがもうちょっとあってもよかったのでは?と思います。

 燃え
 萌えだと1点。
ロックな精神に1点、文化祭ライブの熱狂に1点、卒業式ライブの感動に1点、きらりED1の最後の台詞に1点。

 笑い
 笑うとしたら前半。後半は笑えない。マジ笑えない。つか笑ってる場合じゃない。
 一番ウケたのは「第二文芸部」の面々が「ロックとは何か」を学ぶときに叩き込まれた「パンクロッカー精神論」。
 アナーキーの精神とノーフューチャーの精神。この2つがパンクの神髄だというが・・・www

 音楽
 BGM、OP、ED、挿入歌、全てロックベースで作られています。
グランツーリスモを思い出させる疾走感あるBGM、きらりをイメージした元気いっぱいのOP、第二文芸部演奏の「God Save the Queen」など、素晴らしい曲に贅沢に彩られていますが、何よりもズバ抜けていたのが、きらりED1のED曲「a song for」。
 曲への入り方、メロディ、歌詞。どれをとっても最高。ED曲でここまで良いと思えたのは初めてです。


 総 評
 今すぐギターが買いたくなるゲーム。
 初めは曲目当てでプレイしてましたが、途中からは物語に引き込まれ、最後にやっぱり曲に揺り動かされました。
 評点見てのとおり、シナリオ&音楽はトップレベルです。CGはイマイチですが、この2つのために16時間を使う価値は大いにありました。
 オススメ良作です!ファック!


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