『てとてトライオン!』

 前の記事にコメレスしながら思ったのですが、

みなさんネタバレを恐れない人たちですね

 反転させて書いた自分が馬鹿みたいです(:;)


 さて、ここ2,3日で急激に冷え込んでますが、風邪ひいてませんか?

 何気にひつじは季節の変わり目に弱かったりするのであります〜。
 ちょと気をつけネバなのであります〜。
 有田しおんであります〜。



 たぶん、今夏最後のれびゅになるかと。

『てとてトライオン!』
製作は‘PULLTOP
2008年8月発売。

あらすじ

 偉大な科学者であり無類の冒険家である父・鷲塚宗鉄に連れまわされたおかげで、慎一郎は普通の学生生活に飢えていた。
 そんな折、ついに父親の冒険から解放される。学校への編入と入寮の届けは済んでいるからと向かわされたのは、
青い空、紺碧の海、眩しい太陽・・・
入江上になった岬を一個まるまる学園の土地とするマンモス学校・獅子ヶ崎学園だった。
 しかし、やはり天才兼奇人な父のこと。そこに「普通」な学生生活は待っていなかった。
校内設備にはおしげもなく最高水準の技術と父の開発がつぎ込まれ、
そして暴走していた・・・
ガードロボが野良化してたり、校舎が地下潜行モードから復帰してなかったり、廊下と教室の配置が勝手に変わったり。
父の発明であるPITAシステムの暴走を止める唯一の対抗策として、学園の建て直しに巻き込まれていく慎一郎。
生徒会のみんな、サニーサイドのみんな、学警のみんな。
慎一郎を巻き込んだ「やってみよう会」は新生、「獅子ヶ崎トライオン」へ。
待ちわびていた「普通」の生活なんてない。
「ありえない」が「当然」の毎日。
それでも、この学園も学園のみんなもバカみたいに楽しくて!


 先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○17点
 イラスト(/25) ◎22点
 システム(/15) ◎13点
 その他(/各7) 長さ7 エロ3 萌え7 笑い6 音楽6

 総合 81点


 ストーリー
 攻略対象は4人。クラスメイトの夏海(なつみ)、後輩の鈴姫(すずき)、生徒会の一乃(いちの)手鞠(てまり)です。
オススメは鈴姫と一乃。てまーはキャラ負け、メインの夏海はグランドの前フリ。

 主人公の父親が開発した「PITAシステム」へのアクセスを介して、主人公とヒロインたちは「心と心を重ね合わせ」ることができるそうで、ゲーム初っ端から登場し最後まで付き合うことになるシステムなのですが・・・

 あんまり物語と関係ないです。

 いや、物語の終点は「PITAシステム」の正常化なので、関係がないというと語弊がありますか。
 もっと的確に言うなら、物語と独立している、となります。

 物語というのは、複数の小さな物語が絡み合って一つの大きな形になるわけですが、
 このゲーム「てとてと」においては、

・「PITAシステムの暴走とその解決に奔走する学生たち」
・「PITAシステムの存在意義と慎一郎が学園に送られた真の意味」
・「各ヒロインとの間にある or 起こる問題」

 という主に3つの物語が並列しています。

 そぉ、「並列」です。クロスしてません。

 物語同士が複雑に絡み合って、というのが無いんですね。あっちはあっちで解決して、こっちはこっちでオッケーで、っていう展開です。
 序盤から「PITAシステム」を前面に押し出していただけに、これに登場人物の過去や主人公父の思惑なんかも関わってくるのかと思ってしまうのですが、お話は見事にあっさり終わってしまいます。まぁ、たぶんボリュームを意識しての意図的なものだと思われますが、一言で言ってしまえば、浅い。加えて言えば、何か深い因縁を匂わせるようなPITAシステムの押し出し方がいやらしい。
一応グランドEDで伏線だけは回収してますが、なんか適当〜。
 これでは、「なにか物足りない。」とプレーヤーに思われても仕方がないかと。


 とまぁ、叩きまくりましたが、その物語を個々に見れば全然悪くないんです、実わ。

PITAシステム復旧を目指して頑張る生徒会メンバーはじめ学園生たちはアツいですし、楽しいです。
各ルートも、涙モノの感動はないですが結構ジーンと来ますし、可愛いですし、やっぱりアツいです。
また、物語のテンポもとても良いです。「引き込まれる」というよりも「ノせられる」という感じなのも特徴です。
さらに、プレイ後の爽快感は夏物ゲームらしくて非常に好感、気持ち良いです。

 早めにゲームの方向性を認識して、深く考えるのをやめれたら勝ちですネ☆
正しい認識方向は、「PITAシステムと主人公とヒロインの夏物語」ではなくて、単なる「ドタバタ学園モノ」です。
その認識でいけば、絶対楽しめます。

 イラスト
 立ち絵もイベントCGもデフォルメも可愛く、かつ立ち絵変化も多彩です。
また、画面効果や演出も豊富で、あとであげるサウンド効果とも相まって臨場感たっぷりです。
然程個性の出ている画ではありませんが、これらのプラス面を鑑みればむしろアクは弱くて正解だったかと思われます。
パステル系の彩色にもよく合っていますしね。
 ただ、ムービーが一切無かったのが残念でした。
特に校舎が地上に浮上してくるシーンなんかは、ムービーを使ったらずっともっと良い絵にできたのになぁ、と思います。
 イベントCGでは鈴姫のワンカットが神構図でしたね。ストーリー的にもキャラ的にもそうですが、鈴姫シナリオは色々と神がかってます。よく居ますよね、こういう1人だけ神キャラって。
 あぁそれと、これは内緒ですが、単純な水着のイベントCGで萌えたのなんかホント久しぶりです(照照

 システム
 操作については特にないです。優等生。
 分岐は2箇所×2択。つまり、1つのEDは1つのルートからのみ出来てます。
その選択肢が、初回プレイ時こそどれが誰につながるのか予測できませんが、2周目以降は迷うことなく攻略できます。
 物語のテンポが非常にいいので、選択肢が少ないゲームにありがちな「読まされてる」感に陥ることはありませんでしたが、終わってみれば「もう少し遊べたのでは?」とも思えます。
 それぐらいですね。コンフィグでいじれる設定がやや少ないですが、デフォルトが丁寧になされているので改めて弄ることもそんなに無かったですし。

 その他
 長さ

 18時間で、文句ございません。
共通ルートが3時間ぐらいで、殆どが個別から成っています。ですが、だらっとすることもなくサクサクと読み進めちゃいますね。やっぱりテンポ良い。

 エロ
 これですかね。最大の問題点は。
 Hは大体2シーン/人。一般的なコースがお楽しみ頂けます。
 コレも鈴姫と一乃が許容範囲で、夏海・手鞠は戦犯です。
前者2人も、あくまで許せるレベルであって、「めちゃエロ!」なわけでは決して;
夏海(メインヒロイン)はあんま記憶にないレベル。
手鞠はどう考えてもHシーンいりませんでした。
 ゲームは7月7日から30日までを描くのですが、手鞠のHシーンは問題がすべて解決したあと29日の夜と30日の朝にぎゅぎゅっと押し込まれています。製作者忘れてたんじゃね?ってぐらいの無理やりさで。
特にエロくもないですし。
 いや、もーホント手鞠は萌え要素ってだけでよかったんですよ。
 とゆーことで「萌え」行ってみましょー↓

 萌え
 手鞠萌え。てまー、てままー。
ちーかまを与えると「もきゅもきゅ」言わせながら「てまてま」鳴きます。超越かわいいです。→てとてトライオンOHP「ちーかまもきゅもきゅ手鞠さん」参照。
 さらに、てまルートで「ダーリン♪」とか呼ばれた日には・・・ ・・・は、鼻血がッ!!
 正直、てまーだけで萌えは満点ですが、一乃とか鈴姫も十分萌え萌えです。
2人とも、個別ルート入ってからの変貌ぶりがスゴイのです。
 こう、後々れびゅを書きやすいようにゲームをしながらメモとってるんですが、一乃に矢印して「かわいスギル ×4 ×100」って書いてますからね。何がどう「かわいスギル」のかメモり忘れてるあたり必死さが伺えます。
 え、夏海(メインヒロイン)?誰ですか、それは?

 笑い
 とってもおもしろいです。
学園メンバーがどいつもこいつもノリノリで、それを先導する生徒会長(一乃)も拍車をかけてノリノリなので、終始楽しめます。
 作中でも言っていましたが、本当に「毎日飽きることがない」です。
 パロディはちらりちらりと出没してました。それとなく使う感じがすごく好き。
 ただ、ルームメイトの騎士(ないと)が「俺は今、猛烈に感動している!!」が口癖なのは、流石にマズいんじゃなかろうか・・・騎士だし・・・

 音楽
 立体感のあるサウンドがかなりリアル。
左右遠近の使い分けが実に巧みで、演出としては素晴らしいといえます。絶賛。
 OP,EDともに「てとてと」の印象によくマッチしていますし、BGMもよかったです。
明るい曲、悲しい曲、静かな曲、熱い曲。
それぞれの場面を、上手く盛り上げてくれました。
 また、PULLTOPお得意の贅沢な声優陣の配役も健在。
青山ゆかり、松田理沙両名を揃えといて2人とも脇キャラですからねww
 ただ、夏海の声優に宮坂結衣(水橋かおり)を起用したのは、ちょっとやりすぎでしたね。あまりにもひだまり宮子です。


 総 評
 まさに夏ゲー。
 ストーリーから画からキャラからノリから、全て夏仕様。
 とっても明るくて、やり終わってから「あぁ、楽しかったぁ!」と言えるゲームです。
前作「かにしの」とは結構な勢いで対極にあるんではないでしょうか。
 ただし、80点オーバーの高得点ではありますが、エロゲとしてはギリ良作かな・・・というくらい。やっぱストーリーの深さがね〜。
 ノリの良さ、キャラの可愛さ、プレイ後の爽快感などを考慮して、エロゲ初心者にオススメしたい1作、という感じですね。



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