『王の耳には届かない!』

AXLが、まさかのハイペースで新作を打ち出してくるものだから、ついに積んでしまっています。

何はさておき、遅れていた準新作のレビューからです。

とゆーかレビュー自体書くの、もっそ久しぶりな気が……

 

 

『王の耳には届かない!』

 

 製作は‘AXL

 2016年12月発売。

 AXLの第13弾。前作は『恋する乙女と守護の楯〜薔薇の聖母〜』


 

 

 

 

 あらすじ

 レステ王国の辺境、バーレ村はのどかで、優しい人ばかりの良い村だ。

 かつて、王の直属部隊「王の耳」として、裏の世界で活躍していたキャクタスにとって、そこは心癒される、何物にも代えがたい宝物のような村である。

 と同時に、自らの責で命を絶った戦友の故郷でもあった。
だから、昼行燈と呼ばれようともこっそりと夜警を続け、穏やかな日常と村人の平和を守って生活していた。

 村のはずれには、ドジで、どこか神秘的な雰囲気のある令嬢シズルが隠れ暮らし、近くの森には村人と仲のいい盗賊団とその娘コーリオがいる。それまでの医者のいなかった村に派遣されてきた薬師は、なんと生き別れたキャクタスの妹・ピオニィだった。さらに、王国の第一王女ジーニアが視察で村を訪れたのだが、この村をえらく気に入り、村のみんなからも孫のように可愛がられる始末。
愛すべき人と守るべき平穏に囲まれ、いつまでも心穏やかに暮らしたかったキャクタスだったが、何事にも終わりはある。

 隣国と国境を接するバーレ村は、およそ図り知らぬところで国を揺るがす陰謀に巻き込まれていくことになる。

 その時キャクタスは、すべてをかけて、村を守りぬくことを誓う。かつて失った戦友に。

 

 


先に、簡単に評価だけ。


ストーリー(/25) 〇14点
イラスト(/25) 〇16点
システム(/15) 〇10点
その他(/各7) 長さ4 エロ3 萌え7 笑い4 音楽4

総合 62点

 

 

 

ストーリー 

 

 ファンタジー要素+田舎ということで、『Princess Frontier』『百花繚乱エリクシル』の混ぜ合わせみたいなお話。

 村の危機を、(元)最強の騎士である主人公が、知力と武力と天然ジゴロで解決していく展開は、王道らしくて飲み込みやすかったし、AXL作品ならではの田舎ののんびりした雰囲気も出ていてよかったです。

 なので、共通部分については全く文句はありません。ボリュームもあって、そこそこ楽しめました。

 

 さぁ、個別ルートです。(笑)

 共通部分で主人公(キャス)に対する各ヒロインの好感度はMAXになっているので、あとはキャスが誰を選ぶかといういつものAXLのパターンなのですが、この主人公がなかなかに面倒くさい。

 よくある鈍感系や耳が遠い系ではないのですが、死んだ戦友に顔向けできないとかなんとかグダグダ言っては、恋仲になるのを避けます。ここからキャスの心が氷解していく下りは、コーリオ√が一番丁寧に描けていました。また、手放しでキャスにほれ込むコーリオに対して、次第にキャスが彼女を意識するようになっていく流れも描かれており、一番ギャルゲーしてるルートだったように思います。

 

 特に面白かったのは、AXL作品には珍しく、本編中で結婚、妊娠すること。

ただ、それが以降の展開に効果的に活きていなかったのが勿体なかったです。(←コーリオが自分の身を、早逝した母親に投影するために、妊娠させたみたいな形だったのが引っかかってます。)

 今後も、こういうチャレンジには期待したい。

 

▲結婚式での手紙朗読。こういうベタなシーンが意外と来ます(:;

 

 ただ、コーリオ√の痛いところは、メインシナリオ(国の陰謀論的な。)に全く絡んでこないところ。

まぁ、AXLらしいといえばらしい;

 

 

 逆に、ピオニィとジーニアは物語の種明かし的な要素が強いルートでした。

ちょうど、ピオとジーニアの物語を足して2で割れば、綺麗なグランドエンドが見られることでしょう(笑

相互補完的な関係ですね。

 ピオニィの二面性については、色々不満もありますが、なにせ、「お兄ちゃんだーいスキ!」(cv青山ゆかり@ロリボイス)を聞けたのですべて赦した。

 ジーニアはジーニアで、アイラとライラという双子メイドを標準装備している点が、ズルい。

しかも、ストーリーで結構味な立ち回りをしてくれるので、これまた良い。

ぶっちゃけ、ひつじが一番好きなキャラはこの2人、アイラとライラです。

 

▲亡き戦友を言い訳にして、恋に臆病な主人公を一喝。

 

 

 最後は、シズル。。。

なんなんでしょうね、他のルートでさんざん思わせぶりな雰囲気だしといて、実のところ大した活躍もなく、個別ルートでは淡々とセッ〇スとパイ●リをこなす内にシナリオが消化されてしまう、乳だけキャラは。。。

 今作で、キャラデザが一番気に入っていたキャラだけに、ショックが大きいです。

 

 

 やはり巨乳キャラはろくなもんじゃない。←結論

 

 

 

イラスト 

 

原画は瀬之本久史。もはや一般常識。

イベントCGは差分なしで87枚。SDイラストが32枚。

今回はSDが多かったのでしょうか。ちょっと過去のSD枚数を把握していませんので、印象ですが。

背景は、過去作のをうまく流用してますね。こういう省力化は嫌いじゃないです。

 

まぁ、別に何が悪かったということはないのですが。

今作は本当に、イベントCGが記憶に残っていません

ギャラリーで見返しても、「これ!」と言った1枚がないんですよね。

 

原画家(せのぴー)買いしている人も多いブランドだけに、それってちょっと辛いかなーと。

 

 

 

システム 

 

チャートシステム、マウスジェスチャ等、使いやすかったです。

 

前作(『恋楯〜薔薇の聖母〜』)で、「ネタバレになるヒロインにはシナリオロック掛けろ」と、さんざんアンケートで言われたのがこらえたらしく、今作では1周目プレイ時点では、ピオニィ√にロックが掛けられています。

 

 

 

 

・・・・・・おや?

 

 

「なんでピオニィ√だけやねん#」

 

という、突っ込みがいろんな所から聞こえてきます(笑)

 

ピオニィにロックかけたこと自体は間違いじゃないと思うのですが、ジーニアにも欲しかった;

 

ピオニィ、ジーニアと攻略して、物語の全容を掴んだあとでプレイするシズル√の、もやっと感ときたら・・・

 

 

 

 

その他 

 ◆長さ

17〜18時間(共通5,6時間+個別各3時間)

いつものAXL配分ですが、今作のように濃いキャラ設定が多いのであれば、もう少し個別のボリュームを増やして伸び伸びとしてもよかったのではないかな、あるいはグランドEDシナリオを用意してあってもよかったのではと思います。

用意したネタの割に、出来上がった料理が地味なんですよね(笑゛

 

 


 ◆エロ
シズルさんが、思ったほどエロくなかったこと。

アイラ、ライラ、ジーニアによる4P姉妹丼ぶり(本番)がなかったこと。

※ただし、ダブルフェラまでは評価する。

 

 


 ◆萌え
青山ゆかりがロリボイスで「お兄ちゃんだーいスキ!」と言ってくれる(←本日2回目)。

ただそれだけでぼくは幸せなんです。

▲ゆかり教育受講生へのご褒美以外の何物でもない。

 

 

 

 ◆笑い

ちょっと弱め。ニヤニヤするぐらい。

村の男友達が、キャラ立ちに走りすぎてて、本質的な会話の面白さを演じられていないのが残念。

個人的には、ここ(笑い)でもアイラとライラのコンビを推したい。

 

 

▲ジーニア殿下にフェラをレクチャーする二人。そしてこの後、お手本を見せることに。

 

 


 ◆音楽

可もなく不可もなく。AXL的平均点。

OPはちょっと低めのカッコいい曲で、お話がもっとダークになるのかと思わせぶりでしたが、そんなこともなかったですね;

それはそうと、幼いピオニィ役に、ロリボイスな声優を配役するのではなく、青山ゆかり嬢(42歳)をそのままぶっこんできた頭のいかれ具合には素直に尊敬します。

 

 

 

総 評 

 

青山ゆかりにロリボイスで「お兄ちゃんだーいスキ!」と言ってもらうためのゲーム(←3回目)。

AXLが得意とする「田舎」と「ファンタジー」を混ぜこんでみたものの、「おいしい+おいしい=まぁまぁ」になってしまいましたね。『Princess Frontier』『レーシャル・マージ』『百花繚乱エリクシル』の方が完成度高し。

あとはあれだ、AXLスタッフは、シナリオロックとかグランドEDとか、そういう基本システムをどっかで学んだほうがいいかもね。以上!

 

 

 

 


=== === === === === ===
<雑記>

AXL信者にあるまじき、新作を積むという状況……

だって、今年なんか新作ペース早いし;

 

とゆーわけで、『アイよりアオい海の果て』。これからインストールします(´・ω・`)


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