『あやかしコントラクト』

 YATT書きました;『あやコン』レビューです;

to OHP
『あやかしコントラクト』
製作は‘AXL
2015年5月発売。
AXL第11作目。


 

あ ら す じ
両親の都合により幼い頃から引っ越しを繰り返してきた雪矢には友人がいなかった。
そして、海外転勤を機に、ついに雪矢は日本に残り親戚のいる田舎へと引っ越すことに決めた。
その田舎は、宝泉守(ほうせんもり)町。
妖怪伝説が今も息づく、のどかな町で雪矢は新しい学園生活を始めようとしたのだが、その矢先に「ヌシ様」と呼ばれる大妖怪と出会い、町の妖怪たちと交流を持つはめになってしまう。
人間の友人を作る前に、妖怪と知り合ってしまった雪矢。
はたして、思い描くような、学園ライフは送れるのだろうか。

妖怪と人間が共存する田舎町。
これは、妖怪たちに好かれた、とある学生の心温まる物語……



先に、簡単に評価だけ。

ストーリー(/25) 〇14点
イラスト(/25) ○14点
システム(/15) ◎14点
その他(/各7) 長さ5 エロ3 萌え4 笑い4 音楽3

総合 61点


 
ストーリー 

前々作『百花繚乱エリクシル』前作『レーシャル・マージ』と近年秀逸な作品が続いていただけに
「そろそろ、コケるだろうな…」
と多くのAXLファンが思っていたら、案の定その通りになった今作です笑゛

おそらく、最大の要因は物語のテーマがはっきりしなかったことだと思われます。
「妖怪」という素材を重要視したことまではわかりますが、ではその素材でどんな料理をしたいのかが最後まで見えませんでした。
「なんとなくラブコメ風に、時折かっこよく、適度にAXLらしく」みたいな漠っとした印象が浮き彫りになっていました。
そのためプレイヤーはお話の波に乗れず、いまいち作中世界にのめり込みにくいこと始終。

とまぁ、けなすのはそれくらいにして。

そんな中でも、健闘していたのは巳凪ルートと紬ルート。
とゆーか、この二人以外は別に『あやかしコントラクト』という作品である必要性が全くなかった笑゛

前後しますが、共通ルートはアニメでいう1期にあたり、キャラの顔見せ。
いろいろとアクの強い妖怪が出てきて、おもしろかったですね。
可愛いだけの妖怪かと思いきや、一部では真の怖さも表現されていました◎
共通の佳境にあたる、森を守りたい住民と再開発を進めたい外部の人間、という構図は安直かつ手垢のついたものですが、それだけに理解しやすく共通ルートには持ってこいなのだなと実感しました。やはり王道には確たる理由があるということでしょう。

そういうわけで全体を見渡せば、物足りない感があるもののおおむね無難、という言葉でまとめられてしまうあたり、AXLらしいっちゃぁAXLらしい;


 
イラスト 

原画は瀬之本久史。もはや常識。
SD差分なしで85枚。まぁこんなものでしょう。
しかし、前作同様にほとんどがエロCG。
エロゲなので、そこに重きを置くのは当然なのですが、せのぴニストの多くは、それだけを求めているわけじゃないと思うのですよね……
今回は「妖怪」が出てくるということで、モンスターに定評のあるせのぴーに期待したせのぴニストもいたかと思いますし、ひつじ自身そうなのですが、思いの外ファンシーな妖怪ばかりでがっかりです。もうちょっと「怖かっこいい」成分多めでもよかった。


▲もちろん、可愛いばかり、、、というわけではありませんでしたが。

他にも、もったいないなぁと思ったのはSDで誤魔化していたシーン。
ここに1枚絵をはさんでおけば、ぐっと雰囲気が出るのに・・・という場面がいくつもありました。
テキスト量や本編とのバランスを考慮して削ったことと思いますが・・・うーん、残念。


▲2人のヒロインが奉納舞を舞うシーン。これではあまりに・・・


 
システム 

今作品のMVP。
共通ルートの選択肢が増え、分岐とBADエンドも複数配置、ゲーム性が格段に向上しました。
これに伴い、シナリオチャートを導入、シナリオスキップを廃止。


▲シナリオチャートを初実装。分岐条件の多い中でもプレイを助けてくれます。

AXL作品にしては、久しぶりに遊び応えのあるゲームに仕上がっていました。
ただ、共通ルートに対して個別ルートでは一切の選択も分岐もなかったのは逆に違和感を感じるほど
「共通部分で主人公の人間性は出来上がっているので、それ以降は失敗すること(BADエンド)なんてあり得ない!」ということでしょうか。
はぁ?人生なめんなよ(゜Д゜#)いつでもどこでも、奈落は口をあけてお待ちしてるんだぞ、オラオラ⊂(゜Д゜#)

各ヒロインにひとつずつでもいいので用意してあれば、さらに深みが増すように思うのですが、果たしてどうでしょう。


 
その他 
 ◆長さ
22時間ほど。
共通5、6時間に個別2〜3時間。
あとは、分岐に悩んだりBADエンド回収の時間。
数字上は適度な長さですが、巳凪と紬以外のルートについてはダレまくるため、非常に長く感じます。



 ◆エロ
1ヒロイン4〜5回ということなので、作品内に占めるエロの割合は増えました。
が、なんというか見ていて面白くない。
バリエーションがないのが悪いのか、爽やかなのが悪いのかわからなかったのですが、とりあえず一点だけひつじの嗜好的観点から言わせて頂くと、

「もっと下着のレパートリーを増やさんかい。」



 ◆萌え
プリチーな妖怪よりも、それにおびえる碧ちゃん(cv.東かりん)のがぷりちーだった。




▲本当に欲しかったのはちんすこうなのか、肉棒なのか。路地裏で問い詰めたい。



 ◆笑い
今作の登場人物は、はっちゃけたことをやらかすことが少なく、そこまで馬鹿騒ぎすることはありませんでした。
ただ、晴歌先生(cv.平野響子)については存在自体がふざけてるwww


▲お前はまず服を着てから教壇に立て、と。



 ◆音楽
OPもEDもBGMも、ここまで印象に残らなかったAXL作品は久しぶりです;
といっても、悪い曲じゃないし、ヒロインごとに用意されている各ED曲はどれも物語を踏襲した作詞、キャラのイメージに合わせた曲作りをされていてとても良い曲なんですよね。ただ、それなのに全く後に残らない……AXLの歴代ED曲のどれにも共通しているのですが、これははて……??
それはそうと、松田理沙様は完全にAXLから撤退するんですかね。



 
総 評 

サブヒロインのシナリオなんとかならんかったんかいゲーム。
もうそのまんまです笑゛
もともと期待していなかっただけにショックは小さいですが、後々に「本作を境にAXLの没落が始まった」なんてことが言われないように次回には期待したいです。
次回作と言えば、10周年企画の「あれ」がすでに発表されていますしね。







=== === === ===
<おまけ>

発売直後は6月中に終わらすと言い、7月には8月中に終わらすと言い、結局11月目前までかかってしまいました;
でもなんとか書き上げられて満足←

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