『明日の君と逢うために』


 惨めなひつじにも夏休みが来ました。
 今季は12試験(内3追試)を受け、2科目落第。
 結果、12打数10安打という戦績。
お疲れ様、自分。
 そして、頑張れ、来年の自分・・・乙;



 『明日の君と逢うために』
 製作は‘Purple Sotware
 2007年11月発売。

あらすじがザックりです。

 「最後の神が住まう島。」
 そう伝えられる御風島に、主人公・八代修史は7年ぶりに帰ってきた。7年前、神隠しに遭い昨年「こちら」の世界に戻ってきた、幼い頃の親友・若宮明日香に再会するために。
 しかし、明日香は「こちら」に戻ってくるまでの一切の記憶を持たなかった。「むこう」の世界のことも、修史と遊んだ昔の事も。
 それでも、明日香は御風の人々と明るく楽しく過ごし、修史も明日香やクラスメイトたちと騒がしく夏を満喫する。
 「記憶がなくても、明日香は明日香だ。」
 そう、考えていた矢先に、修史の前に御風島の神が現れる・・・
 「なぜ行ったのか?なぜ願ったのか?なぜ生まれたのか?」
 暑い夏の始まり、、、御風島の神秘に儚く翻弄される人たちの心を描く。

先に、簡単に評価だけ。

 ストーリー(/25) ○12点
 イラスト(/25) ◎23点
 システム(/15) ○12点
 その他(/各7) 長さ3 エロ4 萌え4 笑い6 音楽6

 総合 70点


 ストーリー
 神隠し当事者・明日香、御風の巫女家筋・リコ、明日香以前に神隠しにあった少女の妹・小夜。この3人がメインヒロイン。中でも、明日香シナリオは全ルートED後にしか入れない、グランド扱い。
 プラス、本土のあさひ先輩と舞がサブ、従姉の里佳姉がオマケな扱い。
 合計で8種類のED。
 「共通→個別→付き合う→事件→仲直り」という一般的な流れとは少し異なっています。各キャラ毎に一貫したテーマがあり、それを恋人になり親愛を深め合う中で解決(謎解き)していく流れです。
 たとえば小夜。
 姉が「むこう」の世界に行き、そして帰ってこない事実にどう向き合うのか、主人公と小夜は周りと協調したり反発したりしながら進んでいきます。
 明日香ルートは、こうした他キャラのシナリオの集大成ともいう位置づけにあります。

 問題点としては、話に起伏がなかったこと。大きな事件が起こるストーリーではないので、物語が単調になる傾向が強かったです。特に、結末も読めてくるシナリオ終盤は、謎解き要素も消えてヒロインとのイチャイチャ物語に見えてきます。主人公の見せ場というのが欲しかったように思えます。

 全体的に、物語をおもしろく見せるのに不可欠な文章を書く技巧、それにシナリオの構成力が足らなかったと感じます。

 ですが、「神隠し」を中心に物語を描いた着眼点、というか発想はおもしろかったので、ギリ△は回避。


 イラスト
 すごくいい。
 イベントCGの枚数は少ないけれど、全く気にならない。むしろ、イベントよりも立ち絵がいい。
 立ち絵自体に種類が多いのに加え、流れにあわせてよく動き、効果の挿入もかわいい。
 さらに、背景まで動く。キャラが立ったり座ったり歩いたり電車乗ったりすると、それにあわせて背景が動きます。
 海の波や泉の水面、電車のつり革、今のテレビ画面・・・ホントによく作りこんでいて、見てて全く飽きません。
 なにより、最大のインパクトはOPムービー。
 イラストムービーではなく、ガチアニメーション(笑
 異様に多い裸さえカットすれば、そのままアニメのOPに出来そうな仕上がりに、もーびっくりです。
 『さくらシュトラッセ』もよく動く立ち絵でしたが、それを多くの点で凌駕しているイラスト全般でした。
 スゴイ!!


 システム
 コンフィグ画面でかなり詳細まで設定が可能です。かなり良心設計。
 ゲームシステムは、ヒロインを攻略するに従って選択肢が増えていくシステム。だから、一番はじめに攻略したキャラと、最後に回される明日香ではかなりの選択肢の差ができます(汗
 また、リコ、小夜はED直前にED分岐選択肢が出現しますが、これがその選択肢のみでEDを決定するものなので、少し味に欠けます。それ以前の選択肢と絡んでのED分岐を作っていたらもう少し面白かったのにな、と思われます。


 その他
 長さ

 以外に時間かかります。個別がそれぞれ4〜5時間かかるので、全クリには30時間弱かかりました。

 エロ
 うーん。あんまり。キャラ別に言うと、明日香×リコ○小夜○あさひ×舞○里佳×。
 シチュエーションは豊富ですが、パターン化されたHばかりなのでイマイチ。
 むしろ、普段の立ち絵やイベントCGの方がエロかわいく見える。

 萌え
 う〜〜〜〜〜〜〜〜ん。。。。
 確かに、どのキャラもかわいい、、、、かわいいのだが、、、、、
 「萌えるか??」
 と聞かれると悩むワケで。
 とりあえず、小夜・舞のツンデレ分と、七海(クラスメイト)の健気分を召し上がれ。
 
 笑い
 メインヒロインがボケ担当というのもどうかと思いますが、明日香の天然・・・というか野生児ボケがおもしろい。
 他にもアホ担当・七海、毒舌双璧・小夜&舞、年齢ネタ・里佳、腹黒黒帯・瀬戸などなど、主人公の周りは騒ぎが絶えず、エロゲの主人公らしくて楽しいです。
 テンションの高いノリにプレイヤーが引っ張っていかれますが、プレイヤーを置き去りに突っ走ってしまうこともないので、安心して笑えます。

 音楽
 OPとEDが橋本みゆきサマで堅められてます。マジ堅守。
 OPはいい意味で耳に残る♪TIME 爽やかでリズミカルな曲です。
 EDはしっとりと穏やかで、ゲームの余韻を楽しめる♪ONLY
 どちらも良い曲です。
 BGMやその挿入タイミングも良いので、音楽に関してはまず文句ないです。


 総 評
 夏はやっぱり夏のゲームだなぁ、と思いました(笑)
 冬に発売されたゲームですけど、今の時季プレイするのが正解ではないかと。
 季節感が一致してるので、世界に入りやすいですね。
 それはさておき。
 ストーリーが力不足、技巧稚拙。決して、クソシナリオではないのですが、一味二味足らない料理みたいになってます。
 一方でイラストが群を抜いて素晴らしいだけに、本当にもったいない。
 全クリには時間がかかりすぎ、タイムパフォーマンスが悪いので、OP見て1〜2時間ほど試しプレイしてみることをオススメするゲームです(?)
 イラスト関連はそのくらい価値ありです。



 追伸
 夏コミでは‘Purple Sotware’は‘ぱれっと’との合同スペースなので、『明日キミ ボーカルコレクション』も『さくらんぼシュトラッセ』もまとめてゲットなのです。
いやっほぅぅぅぅxxxxx


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